今回の焙煎
今回焙煎する豆は、「グァテマラ オリエンテ ナチュラル」
世にも珍しいナチュラル精製のグァテマラです。
こちら松屋珈琲さんで購入しました。
「グァテマラ オリエンテ ナチュラル」
https://matsuyacoffee.shop-pro.jp/?pid=136902838
グァテマラの一般的な精製はウォッシュド。
そのウォッシュドに適さない果実をナチュラルにすることはあるそうなんですが、
オリエンテ ナチュラルは、あえてナチュラル用にセレクトした果実で仕上げられた一品。
完熟果実のフルーティで甘酸っぱい酸味、ストロベリーやメロンのような甘みが特徴です。
そのままシングルも良し、アクセントとしてブレンドに使うも良し。
色々と楽しめる豆です。
焙煎してみる
こちらをフルシティローストで焼いてみようと思います。
ナチュラル精製の豆は浅煎りにするか深煎りにするか迷うところではありますが、
深めに焼いたときのあの甘ったるい感じが好きなので、2ハゼピークを越えて収束手前くらいで煎り上げてみます。
今回の焙煎
- 生豆量…220g
- 投入温度…200℃
- 目標焙煎度…フルシティロースト
- 目標焙煎時間…13分40秒
- Drying Phase…5分30秒
- Maillard Phase…3分00秒
- 1st Crack(1ハゼ)…1分30秒
- Dvelopment Phase…3分40秒
今日は少し肌寒いので、予熱200℃で生豆投入。
投入後は120℃付近まで落ち、ボトムに到達。
90℃~100℃くらいをみていのでちょっと高い。火力で調整します。
すると130℃に到達するまで7分半もかかってしまいました。
今度はかかり過ぎ。うーん難しい…
11分経過。170℃付近でこんな感じ。
1ハゼ発生は18分07秒。
かなり時間がかかってしまいましたが、思いの外しっかりハゼてます。
1ハゼ終了から2分16秒で2ハゼ発生。
バチバチという音が落ち着いてきたかというタイミングで、今回は煎り上げ。
焙煎時間は23分12秒でした。
多少のムラはあるものの比較的キレイに焼けましたが、シワはあまり伸びてませんね。
焙煎結果
- 焙煎後重量…181.4g
- ボトム(中点)…120℃
- 焙煎度…フルシティロースト
- 焙煎時間…23分10秒(+9分30秒)
- Drying Phase…11分21秒
(+5分51秒) - Maillard Phase…6分46秒
(+3分46秒) - 1st Crack(1ハゼ)…2分33秒
(+1分03秒) - Dvelopment Phase…2分30秒
(-1分10秒)
- Drying Phase…11分21秒
焙煎のポイント・改善点
一晩おいて試飲。
86℃のやや低めの温度で2分30秒かけドリップ。
ナチュラルらしい甘い香りと芳醇さ。
カシスのような風味のベリー系の味わいです。
イエメンのコーヒーに似ていますが、こちらの方がスッキリしている感じがあります。
これまでウォッシュドのものしか飲んだことがなく、スッキリという印象しかなかったんですが、こんなグァテマラは初めて!
何より甘みが強く、酸味は僅かに感じるか感じないか。
苦味はそこまで主張してこず、シティ~フルシティ始めくらいに焼けたよう。
やや奥深さに欠けるので、もう少し深めに2ハゼ収束後を狙うのがベストな気がする。
ボトム温度が高めだったことと、前半に時間をかけたのが気になっていましたが、香り、味ともにかなり理想に近いコーヒーになりました。
これまで焙煎時間をかけるのにはマイナスなイメージを抱いていましたが、考えが改まりまった焙煎結果になりました。
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