以前紹介したTIMEMORE(タイムモア)のC5という手挽きミル。
これは一言で言うなら、これまでのタイムモアの要素をギュッと詰め込んだようなミル。という印象です。
なので共通要素も多く、C5と他のミルは何が違うの?、どっちを選べばいいの?という疑問を持つ方も少なくないと思います。
ということで、これまでのタイムモアミルとC5の比較をしてみたいと思います。
今回は「Xlite」
タイムモアのフラッグシップモデルで軽量かつ高性能、独自の機構やデザイン性などが人気のモデルです。
C5とXlite
機能とサイズ感
C5発売時にはXliteと似ているという声も多かったようで、実際に比べてみても共通要素は多め。
C5は同じく”Cシリーズ”のC3からあらゆる点が大型化し、サイズ感はXliteが最も近い。
粉受け容量はどちらも25g。

高さを測ってみるとほんの少しだけXliteの方が高く、直径はほぼ同じ。
- C5
- サイズ 約高さ16.0×直径5.3cm(ハンドル無)
- 重量 約640g(ハンドル込)
- Xlite
- サイズ 約高さ16.4×直径5.3cm(ハンドル無)
- 重量 約600g(ハンドル込)
重さはXliteの方が40gほど軽い。
しかし挽いているときに感じる重さは40gという数字以上にXliteの方が軽く感じる。
なぜか?
ミルをハンドル、本体、粉受けの3つに分けて重さを量ってみると、C5に比べてXliteは粉受け部分がやたらと軽く重心がやや上になっている。
- C5 ハンドル120.5g、本体411g、粉受け108.5g
- Xlite ハンドル124g、本体402g、粉受け74g
手近なもので試してもらいたいのですが、2つ重ねて物を持つとき重い側を上(重心が上)にした方がいくらか軽く感じるはずです。
最も重い部分がちょうど手で握る位置にくることもあり、これが軽く感じる要因な気がする。

素材はどちらもオールメタルで内部構造もかなり似ている。
Xliteの方がハンドル取付部分がほんの少し長い他はほぼ同じ。
どちらも空間が広く非常にスッキリした造り。
豆が一箇所に片寄らないので素早く挽けて、掃除も比較的楽ちんです。

側面はC5の方が厚みがあり堅牢な印象、Xliteはかなり薄い。
この薄さの違いなのか、豆を挽いているときの感覚はXliteは砕くときのゴリゴリした感じが手に伝わり、C5はすり潰すようなスルスルした感じです。

ミル刃も比べてみました。
左がC5、右がXliteです。

大きな違いとしては、C5は7枚刃、Xliteは6枚刃となっています。
挽き終わりはC5の方が速い。
Xliteはややキレが悪く挽き終わるまで少し時間がかかる印象。
内部構造はほとんど同じなので、ミル刃の違いが影響しているのかなと思います。
挽目の均一さ
挽目調整はどちらも内側のダイヤルで行いダイヤルには数字が振られている。
数字付きのメリットは、今どの挽目なのかが一目でわかること。
番号はC5が0~15、Xliteが0~23
番号間はC5が2クリック、Xliteが1クリック分の調整幅があります。
1周だとC5が45段階、Xliteは46段階となります。
- C5
- 番号 0~15
- 番号間 2クリック
- 1周 45段階
- Xlite
- 番号 0~23
- 番号間 1クリック
- 1周 46段階
クリック感はXliteの方が滑らかでカチカチとスムーズに動かせる。
C5はややカコつく感じです。
それぞれの挽目の目安は以下のようになっています。
- C5
- エスプレッソ/モカ 5-8番
- ポアオーバー 10-14番
- フレンチプレス 14-17番
- ※4クリック以下不可
- Xlite
- エスプレッソ 5-7番
- ハンドドリップ 13-16番
- フレンチプレス 17-22番
- ※3クリック以下不可
今回は細挽き、中挽き、粗挽きでの違いを見たいので、
- 細挽き
- C5 5番
- Xlite 5番
- 中挽き
- C5 15番
- Xlite 15番
- 粗挽き
- C5 17番
- Xlite 22番
で比較してみます。
まずは細挽き

非常に細かく目視では均一さの判別はできませんでしたが粒のサイズ感はC5の方がやや細かめな印象。
より細かく挽きたいならC5がいいのかなと思います。
続いて中挽き

こちらもC5の方が細かめ。ただし今度は微粉の量に明らかな違いがあります。
写真ではわかりにくいかもですがC5の方は中挽きの粉と微粉が混在してるのに対し、Xliteは粒感が際立っていて一粒一粒のバラつきが少ないです。
最後に粗挽き

C5の方が細かいように見えますが、今度はサイズ感はほぼ一緒。
そう見えるのはそれだけ微粉が混じっているからだと思います。
味わい
淹れ比べてみるとC5の方が複雑さがあって酸味や苦味のバランスが取れている。
甘みもある。
質感も柔らかいめ。
Xliteはスッキリしていて飲みやすい味。
酸味はこちらの方が感じられ、質感はシュッとしている。
おそらくC5は微粉が複雑さを出していて、その結果味全体がバランスよくまとまっているんじゃないかと思う。
Xliteは酸味寄りのスッキリした味わいで、良くも悪くもシンプルな味。
(個人的にはこちらが好き)
傾向は違いますがどちらも”飲みやすい味”という印象です。
メンテナンス
メンテナンス性はXliteの方が優秀に感じます。
清掃はどちらも内部がスッキリしていてブラシが入りやすいですが、軽い分Xliteの方が楽ちんです。
分解組立もC5はパーツ数が多く、やや億劫に感じます。
Xliteはダイヤル部分が一体化しているのに対してC5は2つに分かれていたり、シャフトの上下でワッシャーが2つあったりと、ちょっと気を使います。

それぞれの特徴 まとめ
C5とXliteはサイズ感や内部構造など、一見似ているように思えるミルですが、挽き感、挽目、味わい、メンテナンスなど、実際の使用感はだいぶ異なると感じました。
ダイヤルで微調整しつつサクサク挽きたい、バランスの良い味わいが好みならC5、
少し時間はかかるけど軽めの挽き感で均一に挽きたい、酸味寄りのスッキリした味わいが好みならXlite、
が良いのかなと思います。
よければ参考にしてみてください。









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