以前紹介したハリオ「ポラリス」が予想以上に良かったため、追加でレビューしていきたいと思います。
今回は旧モデルである「V60ドリップスケール」と比較しながら、見た目や機能、使用感についてどういった点が変わったのかを詳しく紹介していきたいと思います。
旧→新の変更点
- サイズ
- V60ドリップスケール 幅120×奥行190×高29mm
- ポラリス 幅127×奥行165×高28mm
- 重量
- V60ドリップスケール 約266g
- ポラリス 約425g
- 電源
- V60ドリップスケール 単4乾電池×2本
- ポラリス 単3乾電池×3本
- 価格
- V60ドリップスケール 7,700円
- ポラリス 8,800円
デザイン
V60ドリップスケールと並べてみました。

全体の雰囲気はどことなくクラシック感のあるV60ドリップスケールから電気ケトルや電動ミルと馴染むようなスマートなデザインへと変化した印象。
ディスプレイ部分は表示範囲が広がり輝度もアップしたことで、かなり見やすくなりました。

特に斜め手前からの読み取りやすさはかなり改善された感じです。

カラーはブラックとホワイトの2色から選べるように。
ただ他のスケールでもそうなんですが、ブラックとホワイトを比べると多くの場合ブラックの方がディスプレイが見やすい傾向にあります。
ポラリスも同様でディスプレイの見やすさや汚れの目立ちにくさなど、実用性重視の方や特に理由がない方はブラックがおすすめ。
私は器具類はホワイトが好きなので、思い切ってホワイトの方を購入してみました。
日の当たるところなど見にくい場面もありますがそこまで気にはならず、「ホワイト好きなんだけど、視認性どうなの?」という方はホワイトもありなのかなと思います。
スケール機能
機能面での変更点は以下の通り
- 計量範囲
- V60ドリップスケール 2g~2000g
- ポラリス 0.1g~2000g
- 最小表示
- V60ドリップスケール
- 2~200g以下 → 0.1g
- 200g超え~500g以下 → 0.5g
- 500g超え~2000g以下 → 1g
- ポラリス
- 0.1g超え~300g以下 → 0.1g
- 300g超え~1000g以下 → 0.5g
- 1000g超え~2000g以下 → 1g
- V60ドリップスケール
- 計測時間
- V60ドリップスケール 99分59秒
- ポラリス 9分59秒
- オートパワーオフ
- V60ドリップスケール 約5分
- ポラリス 約5分
個人的なポイントとしては、計量範囲が0.1g~となったのがよかった。
V60ドリップスケールの2g~というもそこまで不便じゃなかったけど、少し気になっていました。
計測可能時間は大きく削れられてるので、10分以上抽出に時間をかける方は注意です。
ポラリスモードの追加
V60ドリップスケールは使用する豆や湯量、抽出中の時間など、”重さと時間のみをはかる”スケール。
良くも悪くもシンプルなところが特徴です。

ポラリスでは「クラシックモード」と「ポラリスモード」という2つのモードが用意され、
V60ドリップスケールのような重さと時間のみの計測はクラシックモードで継承されています。
もう一つのポラリスモードは抽出比率を用いた抽出ができるモードになります。
抽出比率とはコーヒー粉を1としたときのお湯の量(総湯量)の比率のこと。
例えば、
- コーヒー粉10g
- 総湯量150ml
の場合の抽出比率は1:15になります。
左右の±ボタンで0.5刻みの調整が可能で、設定した比率によって注ぐべき総湯量が自動的に算出されます。

画面右上の「291」の部分が総湯量
(この分量まで注げばいい)
中央には現在湯量が%で表示されるので、複数回に分けて注ぐときにも非常に便利です。
オートタイマーの追加
V60ドリップスケールでは手動でタイマーボタンを押す必要がありました。

ですがポラリスでは念願のオートタイマー機能が追加されました。
クラシック&ポラリス両方のモードで利用でき、ON/OFFの切替も可能。
クラシックモードでオートタイマーONにすればオートタイマーを用いてV60ドリップスケールのような使い方、ポラリスモードで用いればフル機能での抽出が可能。

タイマーボタンを押す。というひと手間の省略ですが、注ぎ始めに集中できるので使ってみると思った以上に恩恵を感じられるおすすめ機能です。
使用感
使い比べてみて、まず違いを感じたのは画面の見やすさと反応速度。
デザインの部分でも少し触れましたが、ポラリスになって視認性はかなり改善された感じ。
加えて計量時の反応速度も上がっていて、以前よりも素早く値を返してくれます。
操作感としては表示が増えて一見ごちゃごちゃしてわかりにくそうですが、
抽出準備時と抽出時とで見るポイントが異なるため、常にすべての項目をチェックする必要はなく、頭がパンクしそうになることはないです。
私の場合は抽出準備時は重量表示(豆の重さを量る)と、比率表示(抽出比率の設定)、あとは総湯量の確認くらい。
抽出中は中央の%表示とタイマーくらいしか見てません。
使い始めは説明書を見ながら表示内容についてあれこれ確認してましたが、2,3回くらい使っていたら自然と慣れました。
最も恩恵を感じたのは抽出中の%表示。
1湯目は〇〇、2湯目は〇〇というような”どこでお湯を分割するか”が一目瞭然で、%なので淹れる分量が変化しても同じように淹れられるのがすごくいい。
1湯で完結するメリタやMUGEN、浸漬式のスイッチやクレバードリッパーのような器具はあまり恩恵が感じられないかもしれませんが、
「こんなふうに注いだらどうだろう」「蒸らしの湯量はどれくらいがいいだろう」といった色々な淹れ方にチャレンジしやすくなりました。
どっちがおすすめ?
特に理由がなければポラリスがおすすめ。
今からあえて旧モデルのV60ドリップスケールを選ぶ必要はないように思います。
強いて言うなら価格が気になる方。
公式ストアでは1,000円ほどの価格差があり、ポラリスでもV60ドリップスケールのような使い方はできますが、抽出比率は不要、重さと時間だけでいいという方はV60ドリップスケールで十分かもしれません。
また、ポラリスはまだ1ヶ月程度でわかりませんが、V60ドリップスケールは購入から6,7年経っても使えており、機能がシンプルな分壊れにくいような気もします。
逆にそれ以外の方や「色々な淹れ方を試してみたい」「より抽出を安定させたい」「誰かのレシピを再現したい」という方は、
ポラリス、すごくおすすめです!









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