昨年発売され大きな話題となったハリオの「V60ドリッパーNEO」
いまや世界中で愛用されているV60ドリッパーの新モデルの登場ということで長らく品薄状態が続き、最近ようやく手に入れることができました!
V60といえばお湯抜けの良さに定評があり、自由度がありつつ初心者でも扱いやすい絶妙なスピード感が特徴的。
”NEO”となってどのような進化を遂げたのか。
V60にかわる新定番ドリッパーとなるのか。
器具としての特徴や実際の使用感など、詳しく紹介していきたいと思います。
V60ドリッパー NEO
72本のリブ
まず目を引くのが、72本もの極細リブ。
1本1本はかなり細かく、内面全体を所狭しと覆っていて凹凸はしっかりめ。
やや角度がついた形で、近くで見るとミル刃のようにギザギザしている。


V60のような凸型のリブではなく凹型のリブのような印象で、フラワードリッパーやORIGAMIドリッパーのような構造の一部のようになっている。
これらのリブは底部で9本に集約。
こうすることで過抽出を防止できるらしく、酸味、甘み、ボディの輪郭が調和した雑味を抑えたクリーンな飲み心地になるんだとか。

ペーパーとの間には絶対的な隙間が設けられ、お湯でいくらリンスしても張り付くことがありません。
フィットするけどピッタリ張り付かない、そんな感じです。

iF DESIGN AWARD 2026受賞
V60NEOはデザイン賞の一つである「iF DESIGN AWARD 2026」を受賞しています。
Function(使いやすさ・性能)、Differentiation(新規性・ブランド性)の項目において高評価を獲得していて、目を引くデザインだけでなく実用性にも期待大。

カラー展開は現在はブラックのみ。
他にデザイン面では取っ手がなくなり、かなりシンプルになった印象。
陶器やガラスと違って持てないほど本体が熱くならないのでなくても特に不便はない。
私は洗いやすいこっちのデザインの方が好みかも。
サイズ・素材
サイズは、
- 1~2杯用の「01」
- 1~4杯用の「02」
淹れる杯数によって選択できます。
私は1~2杯がメインなので01を購入してみた。
一般的なドリッパーよりもサイズ感は一回りほど大きめ。
ほとんどのドリッパーはペーパー側が1cmほど余るものだけど、V60NEOはペーパーとドリッパーの上端がピッタリ揃う。
素材はドリッパー部分がトライタン、土台部分はスイッチと同じゴム素材。
AS樹脂よりも少し弾力がある感じ。
そして、ドリッパーと土台部分は分離が可能。
察しの良い方はお気づきかもしれませんがスイッチとの互換性があります。
詳しい検証はまた後日。どうなるか楽しみです。

ドリップの感想
結局、リブが増えたことでどうなったのか?
早速ドリップしてみた。
ハリオ公式によると、スピードは上がっているらしい。
率直な感想としては、リンスなしではお湯抜けのスピードはV60とあまり変わらない気がする。
ただ、リンスありでもあまり変わらずドリップできる。
実はこれ中々すごいこと。
リンスするとペーパーとドリッパーが張り付いた状態でドリップがスタートするので、通常はリンスなしよりもスピードが落ちるものなんですが、このドリッパーはそれがない。
リブ同士の間隔が狭いのでペーパーが入りこまず、常に空間を維持してくれている感じ。

ドリップしたコーヒーを飲んでみると、V60らしいスッキリした飲みやすい味は健在。
特に酸味がわかりやすく、風味も華やかにでている。
味の傾向はしっかり継承しつつさらにグレードアップされている印象です。
良かった&気になった点
まずは良かった点。
リンスすると通常は良くも悪くもお湯抜けが悪くなる傾向がありますが、このドリッパーは他のドリッパーに比べてその影響を受けにくいように思います。
最初から最後まで”ペーパーが張り付く”ということがなく、常に空間を確保してくれるのが大きな特徴に感じます。
リンスの有無に左右されずスピード感を維持でき、常に同じようにドリップすることができる。
また、取っ手のないスッキリしたデザインや、熱湯や衝撃に強く軽量なトライタン素材もポイント。
ガラス、AS樹脂、金属それぞれのデメリットをうまく解消していて、個人的に「トライタンのV60出ないかな…」と思っていたのでかなり嬉しいポイントです。
着色しやすいのが欠点ですが、ブラックなのであまり目立ちません。
次に気になった点。
ドリッパーのサイズアップに伴って直径も伸びたため、ケトルの口がドリッパーに干渉しやすくなった気がします。
使うケトルにもよるとは思いますが、手前側は問題なくても奥側に注ぐときにたまにフチにあたるときがあります。
また、入手ハードルもやや高めと感じました。
実店舗で見かけることはほぼなく、ECサイトでも長らく欠品が続いていて最近ようやく買えるようになってきた印象です。
検討中の方は今のうちに買っておくことをおすすめします。
価格も樹脂製V60と比べるとかなり上がっていて、すでにV60を持っている方であれば、今のままV60を使い続けてもいいのかなという気は正直する。
NEOがおすすめな人は、
- V60でリンスありで抽出している
- より素早いドリッパーがほしい
- トライタン製のV60が欲しい
といった方々。
最後にお湯抜けに関して、ドリッパー本来のスピードを維持したいならハリオ純正ペーパー、
よりスピード感を持たせたいならCAFECのアバカフィルターというペーパーと組み合わせるのがおすすめです。




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