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焙煎

【鍋焙煎】中煎りのやり方|消化のタイミングがポイント

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コーヒーの中煎りは、酸味苦味のバランスが半々くらいで飲みやすく万人向けの焙煎度。

個人的に、最も人によって焙煎の『基準』や『考え方』が異なる焙煎度だと感じます。

「2ハゼ前に煎り上げる」「2ハゼ後に煎り上げる」「豆の状態を見ながら経験を元に煎る」

ほんとうに人それぞれ。

煎り上げが早すぎると浅いままで、遅いと中深までいってしまうので難易度はそこそこ高い

なので私は『2ハゼが鳴ったら煎り上げる』というのを基準にしています。

  • 煎り上げタイミングがわかりやすい
  • 毎回味がブレにくい
  • コーヒーのコクを感じられる

という理由からです。

今回は私が中煎りにする際に、『気をつけているポイント』を紹介したいと思います。

中煎りのポイント

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中煎りのポイントは、火が入りすぎて中深煎りまでいってしまわないよう緩やかに温度上昇させること。

2ハゼ付近になると豆の変化が早まり、数秒違うだけで焙煎度がだいぶ変わってしまうからです。

そのため、

  • 2ハゼの手前(5℃手前あたり)で消化し、予熱で2ハゼまでもっていく。

という風にしています。

ここで重要になるのが消化のタイミング

ここさえ間違えなければ、おおむね成功します。

判断には2つの方法があります。

豆の温度で判断

消化のタイミングを豆の温度を測って判断する方法。

2ハゼは豆の温度が約230℃で鳴り始めるので、その5℃手前225℃あたりになったら火を消します。

そして2,3発鳴ったところで煎り上げ。

こんなイメージです。

豆の状態を見て判断

消化のタイミングを豆の状態を見て判断する方法。

豆の様子をじっくり観察し、

  • シワ…段々と伸びてくる
  • 色…明るい茶色から黒茶色になってくる
  • 香り…コーヒーらしい香ばしさが強くなってくる

といった変化がでてきたら、消化。

また、2ハゼ付近になると蒸気穴からの煙の量が増えてくるので、判断基準として有効です。

〈豆の色〉と〈煙〉がわかりやすくおすすめ!

中煎りのやり方

基本のやり方についてはこちら

1ハゼを終えて焙煎が進んでいくと、段々と豆が変化していきます。

こんな感じで豆の色が〈明るい茶色〉から〈黒茶色〉に変化していきます。

(写真ではわかりにくいですが、豆の表面の〈シワ〉もだんだんと伸びてきます。)

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2ハゼ付近になると、煙もだんだんと濃く

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豆の温度は225℃。このあたりで消化。

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2ハゼが鳴り始めるまで、鍋を振って置いてを繰り返します。

消化後は熱源がなくなるので温度上昇が緩やかになり、

  • 何度も蓋を開ける
  • 鍋を大きく振りすぎる

2ハゼまで到達しなくなるので注意!

消化前に豆の状態を確認したら、基本蓋は開けず鍋の振り方も小刻みにすると良い

2ハゼが鳴り始めたら、煎り上げ。

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今回使用した豆は〈コロンビア・スウィート&フラワー〉

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きれいな酸味とクリーンなのどごしが特徴のコーヒー。

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ポイントは消化のタイミング

今回は、私の『中煎りのやり方』とポイントを紹介してみました。

2ハゼ手前で火を消し、緩やかに2ハゼに入れて鳴り始めたら煎り上げる

そのため消化タイミングを、

  • 豆の温度を測る
  • 豆の状態をみる

と2つの方法で判断していますが、どちらにしても消化後は熱源がなくなるので、

  • 蓋を開けすぎない
  • 鍋は小刻みに振る

といった点に気をつけないと、2ハゼまで到達しないので注意が必要です。

焙煎の基準は人それぞれですが、一例としてよければ参考にしてみてください。

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