独特なデザインが多い『珈琲考具』から、これまた変わったフォルムのコーヒー器具を紹介。
”無骨さ”と”洗練さ”を兼ね備えたような見た目が印象的なドリッパー。
「何これカッコイイ!」と、ほとんどデザインのみで買ってしまったけど、使ってみると便利な場面も多く、いい感じ。
ステンレスの良さを最大限活かした、アウトドアにも最適なドリッパーです。
珈琲考具 ドリッパー
ステンレス製品の多い珈琲考具の器具は、金属製品に強い新潟県燕市でつくられている。
燕市は色々なコーヒー器具とコラボしていて、主にステンレス製の高品質なコーヒー器具を数多く生み出している。
このステンレスドリッパーも、その一つ。
ステンレスの特徴は、
- 軽い
- 丈夫
- サビにくい
の3点。
なので、普段使いにはもちろん、アウトドアとの相性がとてもがいい。
ワイヤーなデザイン
このドリッパーの特徴の一つが、ワイヤーをあわせた骨組みのようなデザイン。
取っ手も底から持ち上げるような、おしゃれな形。
普通のドリッパーでいう側面に当たる部分がなく、ワイヤーがリブと側面の役割を果たしている。
これによりさらに軽量化されて、重量は88gほどしかない。
通常のドリッパーであれば、側面とリブの高低差を利用して抽出速度をコントロールするが、このドリッパーの場合は抽出をせき止める側面がないので、お湯の抜けがとにかくいい。
注いだお湯は、スッと粉に吸い込まれるように下へ落ちていく。
スッキリした味わいを出したいとき、抽出時間を短くしたいとき(浅煎りなど)におすすめ。
2種類のフィルターが使える
もう一つの特徴は、円錐、台形の2種類のペーパーフィルターが使用可能なこと。
円錐フィルターは、そのまま型にはめる感じで。
台形フィルターは、ワイヤーの隙間を利用してセットする。
円錐フィルターで淹れた場合
円錐フィルターを使うと粉が中央に寄るので、層を厚くできる。
ドリッパー自体の角度も急なので、真ん中だけ注いでも全体に行き渡っていく。
あまりフチまでいかず、中心近くで注ぎ続けるのがいい感じ。
台形フィルターで淹れた場合
台形フィルターを使うと、粉の層は円錐より平たい。
少し広めに注ぐことで、粉全体に行き渡っていく。
カリタやメリタの場合は、抽出口が小さいのでゆっくりな抽出になるが、このドリッパーは全く逆で、円錐フィルターを使うよりお湯の抜けが早い。
味は円錐よりスッキリめだけど、薄くはない。
抽出が止まりがちな浅煎りを淹れるときなんかに、この抜けが活きてくると思う。
軽くて抜けが良く、アウトドアにいい
珈琲考具のドリッパーは、無骨でいてスマートな独特のデザイン。
側面がないので重量が軽く、何よりお湯の抜けがとてもいい。
スッキリ飲みやすい味に仕上る。
また、ステンレスの良さと軽さを活かして、アウトドアに持っていくのもおすすめ。
ちなみに、古くなってしまった豆は素早く落とすことで、美味しく飲めたりする。
家から粉の状態で持っていき、サッと淹れて美味しく飲むといった裏技的な使い方にも。
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