これまで様々なペーパーフィルターを試してきて、アバカフィルターが私には一番合っている気がします。
というのも、抽出最後までスピードが衰えないので色々な淹れ方に対応でき、使っていて楽しい。
味わいもまろやかに仕上がるというのも高ポイントです。
ということで、今回あらためてアバカフィルターの魅力を紹介したいと思います。
アバカペーパーフィルター

アバカペーパーフィルターは、CAFEC(三洋産業)からでているペーパーフィルター。
かなり人気のフィルターなので、使っている人も多いんじゃないでしょうか。
ペーパーの素材に浸透性や強度に優れたアバカ(マニラ麻)という非木材が使われているのが特徴。
円錐型、台形(扇形)型の両方があるので、手持ちのドリッパーに合わせてサイズ・カラーの選択も可能。
- 円錐型
- サイズ 1~2杯用、2~4杯用
- カラー ホワイト、ブラウン
- 台形型
- サイズ 1~2杯用、3~5杯用、5~7杯用(ホワイトのみ)
- カラー ホワイト、ブラウン
後継モデルとして焙煎度合に特化した「焙煎度別ペーパーフィルター」、より安定した抽出が可能になった「アバカプラス」なども発売されています。
両面クレープ構造
このペーパーの特徴の一つでもある両面クレープ。
クレープとはペーパーにある凹凸のことで、主に抽出速度に大きく影響します。
片面よりも両面、低いよりも高い方がお湯の抜けるスピードが速く、
アバカフィルターは両面ともクレープがあり、クレープ高自体も高め。
そのため、他フィルターでは真似できないスピード感のある抽出が可能になります。



まろやかな味わい
アバカという素材か、ペーパー構造によるものなのか詳細はわかりませんが、なぜかこれで淹れるとまろやかな味わいになる。
素早く落ちるのでスッキリ傾向ではあるんですが、口当たりは不思議とまろやか。
飲みやすくも軽すぎない絶妙な味わい。
バラツキも出やすい
素早い抽出が得意なアバカフィルターですが、淹れる人や淹れ方によってバラツキが出やすいという側面もあります。
(抽出中はドリッパーとの間にかなり隙間ができる)

自分の注ぎ方がそのまま反映されるので自分なりに変化をつけやすいのが魅力ですが、
まだドリップに不慣れな方や、業務用などで再現性の高さを求められる場合にはデメリットになるかもしれません。
この辺が一長一短なところ。
ただ、私のように趣味でコーヒーを淹れるという使い方なら、色々な淹れ方を楽しめます。

ちなみに、この点を解消しているのが「アバカプラス」という後継モデル。
抽出に安定感を持たせたいなら、こちらがおすすめです。
どんな淹れ方に向いている?
- 素早い抽出がしたい
- 色々な淹れ方をしてみたい
- 自分の淹れ方をそのまま反映させたい
というような方に向いているのかなと思います。
スーッとお湯が抜けていってはじめは戸惑うかもしれませんが、もしペーパー選びで迷っているなら一度使ってみることをおすすめします。
私もそろそろ買い足そうかと思ってるんですが、Amazonはかなり値上げ気味なので、楽天やその他ショップ、もしくは公式ストアあたりがおすすめ。
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