「趣味でコーヒーをはじめたい」「これから器具一式を揃えたい」
でも、どのメーカーにするか迷っている…
そんな方に向けてコーヒー器具メーカーの特徴やおすすめ器具などを解説したいと思います。
今回紹介するのはHARIO(ハリオ)。
量販店やキッチン用品店などで目にする方も多いんじゃないでしょうか。
老舗ガラスメーカーHARIO(ハリオ)
HARIO(ハリオ)は、茨城県古河市に工場を持つ日本のガラスメーカー。
この工場、実は日本で唯一の耐熱ガラス工場。
そして、創業は1921年。
何と100年以上も続いている超老舗メーカーなんです!
元々、コーヒーサイフォン(ガラス容器をバーナーで炙るやつ)をつくっていたことで、現在ではコーヒー器具を数多く取り扱っており、
コーヒー以外にも、お茶、お酒、卓上用品なども豊富。
気になる方はチェックしてみてください。
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ハリオの器具の特徴
ガラス製品が多い
ガラスメーカーということで、やはりガラス製品が魅力。
ハリオのガラス製品は「HARIO Glass(ハリオガラス)」という独自ガラスが使われており、
- 温度変化に強い
- 汚れ、匂い移りしにくい
- 薬品類に強い
などが特徴。

高温のお湯を使ったり、染みや匂いの付きやすかったりするコーヒーとの相性が良く、電子レンジも可。
(汚れや匂いが入り込む隙間がないんだとか)
素材は100%の天然素材(珪砂(けいしゃ)・硼砂(ほうしゃ)・硼酸(ほうさん)・アルミナなど)を使用しているのも特徴です。
独創的かつ扱いやすい
個人的には独創的なアイテムが多い印象があります。
ドリッパーなら、
- 浸漬、透過の切り替えができる「SWITCH」
- 1湯抽出の「MUGEN」
- カスタマイズ可能な「SUIREN」
など。
・SWITCH(土台部分で切り替えができる)

・MUGEN(注ぐ回数が1回のみ)

その他だと、ペリカンを思わせる「V60ドリップケトル・エアー」、手動電動の切り替えができる「スマートG」などなど。
奇抜な見た目ですが使ってみると以外に扱いやすく、実用的だなと感じるものも多いです。
種類が豊富
コーヒードリッパー、ドリップポット、ミル、サーバー、ペーパーフィルター、スタンド…
「コーヒー器具はハリオで揃う」
といっても過言ではないほど、圧倒的に種類が豊富。


一式揃うのはもちろんのこと、器具一つ一つに対しサイズや素材などの選択肢が多いのも特徴です。
1ジャンル1種でなく複数の選択肢(ドリッパー7~8種、ケトル5~6種など)があり、老舗の気概を感じます。
おすすめ器具
V60ドリッパー
迷ったらこれ。
「おすすめのドリッパーは?」と聞かれたら、まずはこれをおすすめしているほど。
私がまだドリップに不慣れだった頃から使っていますが、どこかしっくりきて淹れやすかった。
当時から美味しいコーヒーが淹れられたのを覚えています。
味はしっかりかつスッキリめ。
サイズや素材の選択肢も豊富。
だいたいどこでも売っている。
”王道ドリッパー”といわれているのも納得です。
浸漬式ドリッパーSWITCH
先程のV60に土台部分が合体した器具。
土台にあるスイッチで透過式と浸漬式の2通りの淹れ方ができるのが特徴。
(土台とドリッパーは分離可能)
この2つをざっくり解説すると、
- 上からお湯を落として抽出するのが透過式
- お湯に漬けて抽出するのが浸漬式
そして、確実に美味しいコーヒーを淹れたいなら浸漬式がいい。
豆全体から満遍なく味を引き出してくれ、それでいて飲みやすい味わいに仕上がります。
まだ試したことがない方はぜひ。
1回抽出ドリッパー MUGEN
私が知る中で最も簡単にドリップできるのが、このMUGEN(ムゲン)というドリッパー。
1回お湯を注いで、ただ待つだけ。
蒸らしいらず、技術いらず、何ならドリップケトルすらいらない。
強いてポイントを挙げるならば、あまりゆっくり注がずに”素早く注ぎ終えること”くらい。
本当にお手軽なので、起床後や帰宅後にサッとコーヒーを淹れたいなというときにおすすめの器具です。
V60ドリップケトル・ヴォーノ
私がコーヒーを始めるとき、最初に買ったドリップポット。
口が長めなので手首の力で軽々注げ、今でもたまに使っています。
熱源は直火、IHの両方に対応。
蓋や持ち手が熱くならないよう耐熱加工されてたり、お湯が沸くと蓋がカタカタ音(仕様か個体差かは不明)を出して知らせてくれたりと、実用性もグッド。
容量の選択肢がいくつかあり、参考までに私が持っているはブラック(800ml)のタイプです。
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