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【比較】SLIMPlusとXliteの違い|挽きやすさに違いあり!【タイムモア】

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前回に引き続きSLIMPlusを他のミルと挽き比べてみました。

今回はXliteSLIMPlusの比較。

Xliteは「X」というモデルから機能を継承しつつ軽量化したタイムモアのフラグシップモデル

一方、SLIMPlusは細身軽量ながら、挽目や挽くスピードにも優れたタイムモアの隠れた名モデル。

どちらも軽量さや上位モデルに相応しい挽目性能など、似た部分の多い2機種となっています。

では、具体的にどういった部分が異なるのか、どちらがより優れているのか。

どんな用途に向いているかなども見ていきたいと思います。

構造の違い

まずは外観

本体サイズは、

  • Xlite 163×53mm(ハンドルなし)
  • SLIMPlus 160×45mm(ハンドルなし)

重量は、

  • Xlite 約600g(ハンドル込)
  • SLIMPlus 約437g(ハンドル込)

どちらもはじめて手に取ったときは”軽さ”が印象的でしたが、こうして比べるとだいぶ違う。

Xliteが重いというよりSLIMPlusが軽く、細身で握り込みやすいので手の小さい方でも扱いやすい。

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基本的な材質はどちらも金属製で、水洗いはできないが剛性がある。

SLIMPlusはハンドルつまみのみウッド。

つまみ自体の作りも本体に合わせてやや小ぶり。

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容量は

  • Xlite 約30g
  • SLIMPlus 約20g

と、Xliteの方が10gほど多く挽ける。

SLIMPlusの粉受けはなぜかかみ合わせが悪く、個体差なのかもしれませんが脱着はややしづらい。

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内部はどちらもまとまった空間があって、内刃まで豆がストンと降りるような構造。

C2やC3と比べるとかなりスッキリした感じ。

Xliteの方が入り口が広いので豆はこぼれにくいです。

シャフトも太く、刃も大きめ。

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XliteはS2C880刃、SLIMPlusはE&B刃という刃がそれぞれ使われ、S2C880は6角、E&Bは5角。

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左 S2C660 中央 S2C880 右 E&B
  • 左 S2C660
  • 中央 S2C880
  • 右 E&B

S2C880はC3などタイムモアの多くのミルで採用されているS2C660よりも大型化され、上で砕き下で細かくすり潰すような構造を継承。

E&Bは上下の一体感が出て、全体で切り裂くような形状になっている。

挽目、挽きやすさ

挽目調整はどちらも内側のダイヤルで行う一般的な方式。

ただ、丸印だけのSLIMPlusと違ってXliteには数字が振ってあり、

これが次に挽目を調整するとき「今どの挽目なのか」が一目瞭然で非常にわかりやすい。

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また、SLIMPlusは1周12段階の調整幅なのに対し、Xliteは1クリック0.5単位で調整でき、メモリは23までですが1周46段階

より細かな調整が可能となっています。

Xliteはこのダイヤル部分と目盛板が一体化してることで分解時のパーツ数が少なく、メンテナンスもXliteの方が楽に感じます。

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[挽きやすさの比較]

挽きやすさは個人の手のサイズで好みがわかれるかもしれませんが、どちらも上の方(握る位置)に重心がくるので挽きやすいです。

ただし、挽くスピードはSLIMPlusの方が圧倒的に速い

ほぼ倍くらいの差があり、特に挽き終わりに違いを感じました。

SLIMPlusはサクサク刻んでスパッと終わるのに対し、Xliteは良く言えば丁寧、悪く言えばキレが悪い。

本体の軽さも相まって、サクサク挽きたいならSLIMPlusがおすすめです。

[挽目の比較]

それぞれの挽目の目安は

  • Xlite
    • エスプレッソ 5-7
    • ハンドドリップ 13-16(推奨15)
    • フレンチプレス 17-22
    • (3以下は☓)
  • SLIMPlus
    • エスプレッソ 8-11
    • プアオーバー 15-19
    • フレンチプレス 20-22
    • (0~6は☓)

となっています。

主にエスプレッソ用のレンジである細挽きで比較。

  • 左 Xlite 5クリック
  • 右 SLIMPlus 8クリック
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どちらも同程度に細かく、均一さもほぼ同じくらい。

専用機のようなサラサラパウダーとまではいきませんが、こだわらなければいけそうなレベル。

続いて中挽きの比較

  • 左 Xlite 15クリック
  • 右 SLIMPlus 15クリック
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ドリップの中挽きくらいの粗さ。

Xliteの方が少し粗くなりましたが、それぞれはしっかり均一

少しSLIMPlusの方が微粉が多いようにも見えますが、たぶん誤差。

最後に粗挽きの比較

  • 左 Xlite 22クリック
  • 右 SLIMPlus 22クリック
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どちらも7クリック分の変更ながらXliteよりSLIMPlusの方が挽目が大きく変わっているのがわかるかと思います。

1クリック分の挽目の細かさは両者でこのくらい違います。

挽目的には中粗挽きくらい。

さすがにどちらもブレが出てきましたが、普段使いには十分なレベルように思います。

こちらも均一さ自体は両者あまり違いは見られず、均一さに関してはどちらのミルも同じレベルという感じ。

おすすめの人、用途

以前のC3とXliteの比較では、両者全く異なる構造をしていましたが、

今回のSLIMPlusとの比較では内部はXlite、外観や粉受けやダイヤルなどの構造はC3に似ていて、SLIMPlusはXliteとC3の中間的な印象を受けました。

異なる刃を使っていますが、挽目に関してはどちらも同じレベルの均一さに感じ、

細挽き~粗挽きまでキレイに挽くことができます。

大きく違うのは、挽きやすさの部分。

挽くスピードは圧倒的にSLIMPlusの方が速く倍近い差があり、時短を求める方サクサクした挽き感が好みの方は、SLIMPlusがおすすめです。

反対に、挽目の調整はXliteの方がやりやすく、

  • メモリがあってわかりやすい
  • 動きが滑らか
  • 1クリック幅が細かい

などが優秀です。

容量やメンテナンス性もXliteの方が上なため、使い勝手の良いミルを求めるならば、Xliteがおすすめです。

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