コーヒー豆高騰のニュースがあったので、焙煎に使う生豆をいくらか買っておくことにしました。
生豆は保存が効くし、たくさん買った方がコスパはいいんだろうなと思いつつ、
何だかんだ新しい豆もほしくなっちゃうので、取りあえず向こう1年分。
今回はワイルド珈琲さんを利用させていただきました。
自分の消費量の目安は1年で14kgくらいなので、2kgずつ9種類購入しました。
ワイルド珈琲
ワイルド珈琲は、東京都板橋区のコーヒー豆屋さん。
一般向けにも生豆や焙煎機を取り扱っており、焙煎サービスを利用すれば煎り豆での購入も可能。
ニュークロップがよく入荷する他、あまり見ない変わった国のコーヒー豆も取り扱っていて、玄人にもおすすめのお店です。
ただし、欠点豆は自分で取り除く必要があります。
最小購入量は500g~となっていて、1kg、2kg、5kgと増えるにつれて割引されていく仕組み。
今回は9種類の豆を2kgずつ、計18kg購入させてもらいました。
(並べてみると結構な量)

購入が年末だったからかカレンダーも同封。
(地味に欲しかったのでうれしい)

開封とハンドピック
コロンビア/スプレモ・ナリーニョ・ワイルドオリジナル
- 産地 ナリーニョ県
- 標高 1,600~1,800m
- 品種 カツーラ
- 規格 スプレモ
- 精製 ウォッシュド
中~中深煎り用に。
中煎りで柑橘系の甘酸っぱさ、深煎りでのコクが特徴。
ワイルド珈琲オリジナルということで、普通のスプレモよりも欠点豆は少なめな印象です。

タンザニア/AAキゴマ・レッド・キリマンジャロ
- 産地 タンザニア西部キゴマ
- 標高 1,450m〜1,680m
- 品種 ブルボン、ケントミックス
- 規格 AA
- 精製 ウォッシュド
タンザニアは飲みやすくて一番好きな豆の一つ。
そして、浅煎り~深煎りまで万能に使える。
欠点豆は32コと少なめで全体的にキレイな状態でした。
そのほとんどがなぜか貝殻豆で、取り除かない派の方なら高コスパかも。

グアテマラ/SHBウエウエテナンゴ・フィンカ・ラス・ローマス農園
- 産地 ウエウエテナンゴ
- 標高 1,600m
- 品種 ブルボン、カツーラ
- 規格 SHB、EP
- 精製 ウォッシュド
ウエウエテナンゴのグァテマラ。
柑橘系の酸味と香りが特徴のニュークロップ豆です。
普段は虫食い豆多めなグァテマラですが、この豆はそれがほとんどなく、12、3コほど。
豆面もとてもキレイ。

エチオピア/カッファG-1ボンガ・ウォッシュド・オリジンエコー
- 産地 カッファ地方ボンガ・ウィッシュウィッシュ村
- 標高 1,800~2,050m
- 品種 在来種
- 規格 G-1
- 精製 ウォッシュド
ウォッシュドのエチオピア。
酸味と甘味のバランスが良く、飲みやすい味わいとのこと。
こちらもニュークロップです。
欠点豆はカビ、欠け豆が数個のみ。
豆もキレイ。さすがG-1。

メキシコ/チアパス・セスマッチ
- 産地 チアパス州(エルトゥリウンフォ)
- 標高 1,000m~1,750m
- 品種 ティピカ、ブルボン
- 規格 SHG
- 精製 ウォッシュド
久しぶりな購入のメキシコ。
バランスが良くクリーンで飲みやすい好きな豆の一つです。
他に比べて豆が黄色っぽい以外は欠点豆も少なく、いい感じ。

パプアニューギニア/マッドマン・アサロスピリット
- 産地 アサロ町オネトレフェ村
- 標高 1,630m
- 品種 アルーシャ、ティピカ、ブルボン、カツーラ
- 規格 A
- 精製 ウォッシュド
こちらもニュークロップの豆。
細長い豆の形が特徴的でしたが、それよりも何よりも欠点豆がかなり多かった。
今回ダントツの226コ。
主に虫食いとかビ豆。
あれっと思ってよく見てみると、規格がAAでなくAだった...
それだけが原因でないにしろ、ちょっと残念。

コスタリカ/SHBセント・タラス・ガンボア農園
- 産地 タラス地区、サンタ・マリア・デ・ドータ
- 標高 1,850m
- 品種 カトゥーラ、カトゥアイ
- 規格 SHB EP
- 精製 ウォッシュド
ウォッシュドのコスタリカ。
柑橘系の風味と甘味でローストしたナッツっぽさも感じられます。
浅煎り用にと買ってみたけど、中深あたりも試してみたい。
欠点豆は15コ。
パプアニューギニアの後だからか、ハンドピックが非常に楽に感じました。
小粒だけどきれいな豆です。

ブラジル/ハニーショコラ
- 産地 ミナスジェライス州サンアントニオ地区
- 標高 950m~1,200m
- 品種 ムンドノーボ、カツアイ、ブルボン
- 規格 NO2
- 精製 ナチュラル
浅煎りの尖った豆ばかり飲んでいると、ふと無性にブラジル(中煎り)が飲みたくなる。
可もなく不可もなくな感じが良いんです。
シングルでも甘みやコクがあり、ブレンドにも使える万能さ。
欠点豆は82コと他に比べてやや多めですが、ブラジルはまあこれくらいな気がします。

ペルー/マイクロロット・ファン・マンチャイ・サントス
- 産地 カハマルカ州 サンイグナシオ県 サンペドロ村
- 標高 1,950m
- 品種 イエローカツーラ、レッドブルボン
- 規格 マイクロロット
- 精製 ウォッシュド
久しぶりのペルー。
酸味が柔らかく冷めてもトロッとした甘みがあるらしく、深煎り用に買ってみたんですが浅煎りもいいかもしれません。
シルバースキンが他の豆よりも付いている印象ですが、欠点豆は非常に少なかった。

ハンドピックを終えて思ったこと
普段の倍量のハンドピックだったので、結構疲れました。
(専業でやっている方はすごいです)
パプアニューギニアだけ飛び抜けて欠点豆が多かったので、豆のグレードはやっぱり大事。
(欠点数でグレード分けされるものは特に)
エチオピアやペルーなどは、ほとんど流し見程度で済みました。
少し価格が高くても高グレードのものは結果として歩留まりがよく、ハンドピックも楽。
焙煎、味の感想などはまた後日。
コメント