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コーヒー器具

【比較】XliteとC3PRO|挽目、使いやすさ、コスパは?

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C2の後継機である「C3」と、その後継機的存在な「Xlite」

今回はこの2機種を挽き比べてみる。

一応はXliteの方が上位機種ではあるけれど、C3がどこまで迫れるか。

C3はPROモデルのものを所持しているのでこちらを使って比較してみたいと思います。

刃に違いは無くC3との主な違いはハンドルの形状や内部のメンテナンス性など

詳しくはこちらで解説しています。

本体の外観や挽目、両方使ってみて感じた使い勝手の良さなども紹介できたらなと思います。

外観・スペックを比較

C3PROの外観はハンドルが折り畳み式になっている以外は、C3と一緒。

表面はダイヤモンドパターン加工の滑り止めが施され、握り込みやすくなっています。

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左Xlite 右C3PRO

一方Xliteは縦にラインの入ったスッキリしたもので、中央にはタイムモアロゴ入り。

C2やC3とは全く異なるデザインです。

ハンドルは人間工学に基づいたこのミル専用のもの。

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粉受け容量は、C3PROが約20gXliteが約30g。

Xliteの方が一度にたくさん挽けますが、金属同士のこすれ音が若干響く感じがあります。

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左Xlite 右C3PRO

続いて臼刃の比較。

C3PROはS2C660、XliteはS2C880という刃が使われています。

Xliteの方がミル径が太いため、刃も大型化

C3PROよりも一回りほどサイズアップしています。

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左S2C660 右S2C880
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左S2C660 右S2C880

粉の粗さ調整はどちらも内側のダイヤルで行う仕組み。

Xliteは0~23の数字付きメモリになっていて、「今、どの挽目なのか?」が一目で分かるようになっています。

数字と数字の間には0.5クリック分のメモリが設けられ、1周46段階の調整が可能。

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左Xlite 右C3PRO

一方、C3PROは1周12段階の調整が可能。

Xliteと違い、1メモリでも結構変わる印象です

続いて分解・組立を比較。

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パーツ数が多いのはC3PRO。(これはちょっと以外でした)

分解→清掃→組立までの工程は、圧倒的にXliteの方がしやすい。

今まで使ってきた手挽きミルの中でも1,2を争うメンテナンスのしやすさです。

挽きやすさを比較

挽きやすさというより挽き感が若干異なり、好みは分かれそう。

C3PROの方はスルスルとすり潰すように挽けて刃全体を使って挽いてるような感じが強い。

「臼で挽いてるな」という感覚が伝わってくる。

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XliteはC3PROよりもゴリゴリとした挽き感で、砕いてから細かくしてるような役割分担を感じます。

そして、砕く工程においての引っかかりがC3PROよりもある気がします。

浅煎りの豆はXliteの方が挽きやすいですが、深煎りの豆はC3PROの方が挽きやすいと感じる方もいるかもしれません。

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均一さを比較

細挽き~粗挽きまでの均一さを比較。

それぞれの挽目の目安は以下の通り。

C3PRO

  • エスプレッソ 7~8
  • ポアオーバー 13~16
  • フレンチプレス 17~20

※6以下での使用は☓

Xlite

  • エスプレッソ 5~7
  • ハンドドリップ 13~16
  • フレンチプレス 17~22

※3以下での使用は☓

・細挽き(C3PRO7クリック、Xlite5クリック)

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C3PRO 7クリック
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Xlite 5クリック

どちらもかなり細かく挽けてはいますが、エスプレッソ用としての良し悪しはちょっとわからない。(エスプレッソ器具を持っていないので...)

ただ、C3PROの方が微粉がやや多めなようにも見えます。

・中挽き(C3PRO15クリック、Xlite15クリック)

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C3PRO 15クリック
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Xlite 15クリック

中挽きになると細挽きよりも違いがハッキリしてきました。

バラツキに関してはC3PROの方がやや目立つかなという程度ですが、それよりも微粉量が多め。

目視でもわかるレベルでコーヒー粉が微粉を纏っています。

試しにこの粉の微粉量を比べてみました。

挽いた粉を茶濾しで濾したものがこちら。

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左C3PRO 右Xlite

やはり、Xliteの方が少なめ。

飲み比べてみても、Xliteの方が味の輪郭や風味がハッキリしていました。

・粗挽き(C3PRO20クリック、Xlite23クリック)

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C3PRO 20クリック
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Xlite 23クリック

ここまでの粗挽きになると、やはりどちらもバラツキが目立っています。

そして微粉量ですが、かなり違いが明確になり、Xliteの方が明らかに少ないです

どっちを買うべき?

C3PROとXliteの比較結果をまとめると、

・挽目調整はXliteがしやすい

挽目調整は数字付きのXliteの方がしやすく調整幅も広い。

・微粉はXliteが圧勝。均一さはそこまで変わらず。

Xliteの方がやや均一に思いますが、物凄く変わるというほどでは無い気がします。

ただ、微粉に関してはXliteが圧倒的に少ない。

飲み比べてみても違いがハッキリしていました。

・挽きやすさは好みによる

挽き感はC3PROの方がスルスル挽けて、こちらの方が挽きやすいと感じる方もいるかもしれない。

Xliteは砕いてから細かくしている感覚で砕くときに引っ掛かりを感じることが多く、これが微粉量に影響しているのかもしれない。

と、Xliteの方が優れている点が多いですが、実は価格差は1000~2000円ほどとそれほど変わらない。

総合的にみると「なるべく価格を抑えたい」「折り畳み式のハンドルがいい」という方以外は、Xliteがおすすめかな。

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