タイムモアのコーヒースケールBlack Mirrorといえば、
デザイン、機能、コスパなど様々な点で評価が高く、コーヒーマニアの間でも大人気のスケール。
Basicシリーズは初代Basic+からアップデートを重ね、最新機のBasic3ではレシオ表示の追加やモード切替で大きな話題となりました。
Basicシリーズは私も初代から愛用しているんですが、Basic3は前モデルから使用感が大きく変わった印象で、ここが良かったというところもあればここはちょっと不満だったというところも。
ということで、今回はタイムモアのBasicシリーズ「Basic+」「Basic2」「Basic3」について、機能の違いや実際に使った感想など比較してみたいと思います。
デザイン、ディスプレイ
Basic+とBasic2は本体サイズ、重量、ボタン配置などの基本的な部分は同じ。

ディスプレイ部分はBasic+は左側にタイマー、右側に重量というシンプルな表示内容、
Basic2では右上に流速表示が追加されています。
Basic2には側面の充電ポートにカバーが追加されていますが、スケール本体の見た目はほぼ一緒といっていいと思います。

Basic3は本体サイズ長さが約12mm、幅が約10mm、高さが約6mm縮小され全体的にコンパクト化、
重量も80g近く軽くなっています。

付属するシリコンパットのデザインも変更され、
Basic+とBasic2は計量位置のみで滑り止めとしての印象が強かったですが、Basic3は側面や背面まで大きくカバー範囲が拡張され、液体の飛散やこぼれにも強くなっています。

デザイン面で個人的に違いを感じたのは高さ(厚み)。
Basic+とBasic2は本体が浮いているように見えてやや圧迫感があったんですが、Basic3はテーブルとの隙間が減ってスッキリして見えます。
少しですがドリップ位置も下がるので他と比べて淹れやすい気がします。

Basic3のディスプレイ表示には、Basic2にあった流速の他にレシオ値が追加されています。
それによって一つ一つの文字サイズがやや小さく輝度もなぜか薄くなっており、視認性については他の2機の方が大きくくっきりしていて見やすいです。

本体カラーはブラック、ホワイトの2色がありますが、ご覧の通りブラックの方が圧倒的に見やすく、特に理由がなければブラックがおすすめです。
できることの違い
Basic+
- サイズ:152 ×130 × 26mm
- 重量:約380g
- 計測範囲:0.5-2000g
- 計測時間:59分59秒まで
- 自動計測 あり
- 電源:内蔵1600mAh高容量リチウム充電池
- 充電:USBTypeCケーブル
Basic2
- サイズ:152×130×26mm
- 重量:約380g
- 計測範囲:0.5-2000g
- 計測時間:59分59秒まで
- 流速・流湯スピード:最大99.9g/秒
- 自動計測:あり
- 電源:内蔵:1600mAh高容量リチウム充電池
- 充電:USBTypeCケーブル
Basic3
- サイズ:140×120×20mm
- 重量:約300g
- 計測範囲:0.2-2000g
- 計測時間:59分59秒まで
- 流速・流湯スピード:最大99.9g/秒
- 自動計測:あり
- 電源:内蔵1600mAh高容量リチウム充電池
- 充電:USBTypeCケーブル
Basic+が計測できるのは抽出中の重さと時間。
3機種で最もシンプルなスケールです。
計測範囲は0.5g~2000g、1000gまでは0.1g単位で計測できます。
タイマーは自動計測機能のON/OFFがあり、ONにすると重さを検知して自動でタイマーがスタート/ストップします。
この機能があると抽出開始時にボタンを押さずタイマースタートさせられるので手元に集中でき、終了時にはかかった抽出時間が表示されます。

Basic2はBasic+の機能に加えて流速計測機能が追加されているのが特徴。
お湯を注ぐと右上に現在流速が表示されます。
この機能はON/OFFがなく特に操作などは不要。勝手に表示される仕様となっています。
”ゆっくり注ぐ””素早く注ぐ”といったこれまで抽象的だった部分が数値化されたことで、自分がどれくらいのスピード(湯量)で注いでいるかがハッキリ確認できます。
少しの変化で常に値が変動するので慣れるのにコツが入りますが、自動計測と同じく使い勝手の良い機能です。

Basic3ではテアボタン(風袋引き)の上に新たにレシオボタンが追加されているのが特徴。
ディスプレイでは左側でタイマー、中央で流速、右下で重量、右上でブリューレシオが確認でき、あらゆる視点から抽出を可視化できるようになりました。
計量範囲も0.2g~とより細かくなっています。
レシオボタンの使い方は、コーヒー粉をセットしてレシオボタンを押すと右上が[1:0.0]という表示に変わり、注湯を開始すると0.0の値が上昇していきます。

この値が高いほど薄く、低いほど濃い味わいとなり、コーヒー粉の濃度感の調整に役立ちます。
(1:13~16くらいがおすすめです)
また、Basic3ではレギュラー、ポアオーバー、エスプレッソの3つのモードが用意されており、各々の用途に応じて使い分けることができます。
3つのモードをザックリ解説すると、レギュラーモードとポアオーバーモードはBasic+やBasic2にあった自動計測機能が細分化された形で、OFFにしたい場合はレギュラーモード、ONにしたい場合はポアオーバーモード、
エスプレッソマシンで抽出したい場合はエスプレッソモードで使用するのがいいのかと思います。
(詳しくはこちらで解説)
おすすめのモデル
Basic+は他の機種と比べて重さと時間の計測しかできませんが、自動計測機能があることでタイマー操作の煩わしさが減り、
シンプルだけど使い勝手の良い、ネーミング通りまさに”Basic+”といった感じ。
Basic2は流速表示の追加で抽出の過程を可視化できるようになり、注ぐ量や仕上がりに安定感を持たせられるようになった一方、
ここにあまり囚われすぎると手元がおろそかになっていまい、手元とのバランス感が大事かなとも思います。
人によっては不要な方もいるかと思うので、自動計測のようにON/OFF機能があれば尚良かったです。
Basic3は「抽出を徹底的に管理してやる!」という強い意志が感じられるスケール。
あらゆる点が可視化され抽出の再現性が非常に高いスケールへ進化した印象。
ただ、同時に難易度もBasic+やBasic2に比べてかなり上がっています。
すべての内容を正しく理解、把握しないと使いこなすのは難しく、機能やスペック自体は向上しているののの、初心者の方にはややオーバースペック気味な気も…
どちらかというと上級者向け。
やや人を選ぶスケールになったなと思います。
シンプルに使いたい方はBasic+、マニアックに使いたい方はBasic3がおすすめ!
といいたいところですが、
ラインナップが追加されるのでなく機種そのものがアップデートされている状態のため、前モデルになればなるほど入手が困難となっており、現在ではBasic+はほとんど見かけない状態。
計量の精度や反応速度は3機種とも同じで価格もそれほど変わらないので、ハイスペックなスケールがほしいということであれば何も考えずBasic3でいいと思う。
余計な機能は不要、なるべくシンプルに使いたい、視認性重視といった方は、Basic2の方がいいように思います。
ただ、Basic2もいつまで販売されるかは不明なため(個人的にはそのまま残しておいてほしい気もしますが)、検討中の方は早めに手に入れておいたほうがいいのかもしれません。







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