ハンドピックは必要か?
生産国から出荷された時点のコーヒー豆には、多くの場合『欠点豆』が混ざっている。
混入率は平均で豆全体の1%程度で、コーヒー1杯分の豆に1粒あるかないか。
現地でも選別は行われているけど不十分なことが多く、「コーヒーの味に影響を与えるので取り除いた方がいい」といわれているけど、
実際、「自宅で楽しむ分には必要なのか?」
私は、最低1回はやったほうがいいように思う。(グレードが低い豆は特に)
コーヒー豆も生鮮食品。
果物や野菜でも傷んでいれば捨てたり、一部切り落としたりするのと同じように、やっぱりそういったことは必要かなと。
あまり神経質になるとキリがないので、「見終わった豆をもう一回」とかはせずに、1回を基本にしている。
焙煎は自宅でも割と手軽に出来るので、興味があればぜひ!
![hand-pick_9](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_9.jpg)
焙煎後のハンドピック
焙煎後のハンドピックは、
- 死豆(色ムラのある豆)
- 焼きムラになってしまった豆
の確認のために、軽くサラッと。
欠点豆の種類
欠点豆にもいくつか種類があるので、軽く解説。
【カビ豆】
![hand-pick_1](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_1.jpg)
カビて変色した豆。
【虫食い豆】
![hand-pick_2](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_2.jpg)
虫が穴を空けた豆。
【発酵豆】
![hand-pick_6](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_6.jpg)
発酵が進みすぎた豆、異臭の原因になる。
【貝殻豆】
![hand-pick_8](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_8.jpg)
焙煎時に焼きムラになるので、取り除くことも。
【黒豆】
![hand-pick_4](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_4.jpg)
黒く変色した豆。
【死豆】
![hand-pick_3](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_3.jpg)
他の豆より白く、焙煎後もあまり色づかない。
生豆の状態では見つけづらいので、焙煎後にもチェックしている。
【ピーベリー】
![hand-pick_5](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_5.jpg)
他の豆とのムラになりやすい丸く小さな豆。
高級品の側面もあり、これだけ集めて焙煎することも。
【異物】
![hand-pick_7](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_7.jpg)
コーヒー豆以外にも、石や釘などが混ざってたりするので注意。
基準とやり方
用意するのは、バットなどの平たい容器。
300gぐらいごとに分けてやると、やりやすい。
奥側に豆を寄せて、手前に流しながら順番に見ていく。
![hand-pick_10](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_10.jpg)
欠点豆があれば、別な容器へ。
![hand-pick_11](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_11.jpg)
全て見終わったら、保存容器に移す。
![hand-pick_12](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/07/hand-pick_12.jpg)
あとはこれの繰り返し。
ハンドピックはやる派、やらない派それぞれいるけど、私はやる派。
せっかく自分で焙煎するのだから美味しいコーヒーにしたいし、カビ豆や虫食い豆とかは何か嫌だ。
基準としては、
【ハンドピックの基準】
- カビ豆、虫食い、異物…要チェック
- 死豆、黒豆、発酵豆…ある程度
- 貝殻豆、ピーベリー…スルー
〈カビ豆〉〈虫食い豆〉を重点的に見て、〈貝殻豆〉〈ピーベリー〉は特に気にしない。
タイミングは、購入時にまとめてやることが多く、焙煎後にも軽くチェック。
それくらいの距離感。
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