ハンドピックは必要か?
生産国から出荷された時点のコーヒー豆には、多くの場合『欠点豆』が混ざっている。
混入率は平均で豆全体の1%程度で、コーヒー1杯分の豆に1粒あるかないか。
現地でも選別は行われているけど不十分なことが多く、「コーヒーの味に影響を与えるので取り除いた方がいい」といわれているけど、
実際、「自宅で楽しむ分には必要なのか?」
私は、最低1回はやったほうがいいように思う。(グレードが低い豆は特に)
コーヒー豆も生鮮食品。
果物や野菜でも傷んでいれば捨てたり、一部切り落としたりするのと同じように、やっぱりそういったことは必要かなと。
あまり神経質になるとキリがないので、「見終わった豆をもう一回」とかはせずに、1回を基本にしている。
焙煎は自宅でも割と手軽に出来るので、興味があればぜひ!
焙煎後のハンドピック
焙煎後のハンドピックは、
- 死豆(色ムラのある豆)
- 焼きムラになってしまった豆
の確認のために、軽くサラッと。
欠点豆の種類
欠点豆にもいくつか種類があるので、軽く解説。
【カビ豆】
カビて変色した豆。
【虫食い豆】
虫が穴を空けた豆。
【発酵豆】
発酵が進みすぎた豆、異臭の原因になる。
【貝殻豆】
焙煎時に焼きムラになるので、取り除くことも。
【黒豆】
黒く変色した豆。
【死豆】
他の豆より白く、焙煎後もあまり色づかない。
生豆の状態では見つけづらいので、焙煎後にもチェックしている。
【ピーベリー】
他の豆とのムラになりやすい丸く小さな豆。
高級品の側面もあり、これだけ集めて焙煎することも。
【異物】
コーヒー豆以外にも、石や釘などが混ざってたりするので注意。
基準とやり方
用意するのは、バットなどの平たい容器。
300gぐらいごとに分けてやると、やりやすい。
奥側に豆を寄せて、手前に流しながら順番に見ていく。
欠点豆があれば、別な容器へ。
全て見終わったら、保存容器に移す。
あとはこれの繰り返し。
ハンドピックはやる派、やらない派それぞれいるけど、私はやる派。
せっかく自分で焙煎するのだから美味しいコーヒーにしたいし、カビ豆や虫食い豆とかは何か嫌だ。
基準としては、
【ハンドピックの基準】
- カビ豆、虫食い、異物…要チェック
- 死豆、黒豆、発酵豆…ある程度
- 貝殻豆、ピーベリー…スルー
〈カビ豆〉〈虫食い豆〉を重点的に見て、〈貝殻豆〉〈ピーベリー〉は特に気にしない。
タイミングは、購入時にまとめてやることが多く、焙煎後にも軽くチェック。
それくらいの距離感。
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