私は普段焙煎するときは、こんな感じのフッ素加工タイプのアルミ鍋を使用しているんですが、
ふと、鍋の素材が違うと、仕上がりに影響はあるのか?と考えてみました。
「そういえば、焙煎機に使われているドラムもステンレスだよな」と思い、ステンレス製の鍋を使ってみることに。
素材の違いが、どれくらい影響するのか試してみようと思います。
ステンレス鍋で焙煎
今回使用するのは、こんな感じの片手鍋。
Amazonにいい感じのがあったので、購入してみました。
本体がステンレスで出来ていて、普段のアルミ鍋よりもいくらか軽め。
素材以外はほとんど同じで、サイズは16センチ、ガラス蓋で蒸気穴が空いているという点も同じ。
【今回の焙煎】
- 200℃まで予熱
- 5分でゴールド
- 8分で1ハゼ(1分ほど鳴らす)
- そこから2分ほど煎り、2ハゼ手前で消化
- 30秒煎り込んで煎り上げ
焙煎の流れとしては、ザックリこんな感じ。
計11~12分の焙煎。
生豆量は120.4g、目標焙煎度はシティでトライ。
普段どおり200℃まで予熱して豆を投入後、火力はゴトクの8分目くらいで煎っていこうと思います。
開始2分ほどで、蓋に水滴やチャフが付着。
普段よりやや速いですが、許容範囲。
4分30秒でゴールド到達。
ここからの変化が速かった。
いつもなら、1ハゼまで2~3分かかるところを、1分ほどでパチパチとした炸裂音が。
5分53秒で1ハゼ発生。
予定よりかなり速いので、その後の火力は絞り気味にして修正してみたけど、結局、7分台後半には2ハゼが鳴り出し、
最終的に7分51秒で煎り上げという結果に。
だいぶ前倒しの焙煎となりました。
見た目的には、焼きムラはあまりなさそうだけど…
飲んでみると、渋み強めで生焼けの味がする。
香りはそこそこあるけど、初回は失敗のようです。
初回焙煎を終えて
「多少は変わるかな」くらいに思っていたけど、ここまで予定とずれてビックリ。
ステンレス鍋は料理などに使うと、
- 保温性が高い
- 熱伝導率が低い
という特徴があるようで、温まるのに時間はかかるが一度温まると冷めにくいという感じ。
それなら、「ゴールドまではアルミ鍋より少し速い程度だったが、そこからの変化が一気に進んだ」というのも納得。
予熱温度を下げたり、火力自体を低めにしたりして調整する必要がありそうです。
アルミよりも保温性が高いので、うまく調整できれば効果的に鍋内の熱を使った焙煎ができるかも。
撹拌は2秒に1回を基本にしたけど、もう少し間隔を短くするのも良さそう。
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