久しぶりのスケールレビューです。
Amazonで中々の高評価を獲得している「Diyife」というメーカーのコーヒー用スケールで、価格は3,000円ほど。
前回セール時に安くなっていたため、試しに購入してみました。
特徴的なのが、重さと時間の計測ができるといった基本機能に加えて、この価格帯で自動計測機能がついていること。
自動計測機能付きスケールは安くても5,000円以上のものがほとんどなので、これが本当ならかなり高コスパなスケールになります。
デザイン・付属物
- 「Diyifeコーヒースケール(K80H)」
- サイズ 15×13×2.3cm
- 重量 約383g
- 計量範囲 ~3000g
- 精度 0.1g
- 計測時間 ~9分59秒
- 充電方法 USBTypeC
本体サイズは15×13×2.3cmとなっていて、ほぼ正方形な見た目。
表面は鏡面調。計量と操作部分は一体型となっています。

上部側面には充電ポート&メインスイッチ。
その他は特になにもないシンプルなデザインのスケールです。

計量は3000gまでおこなえ、0.1g単位の精度で計量できます。
計測時間は9分59秒となっていて、通常のドリップであれば超えることはないかと思いますが、やや短めな印象。
- 付属物
- コーヒースケール本体
- シリコンマット
- TypeC充電ケーブル
- 取扱説明書(日本語あり)

防滴・防汚用のシリコンマットが付属し、つけてみるとこんな感じ。

充電ケーブルはTypeC-TypeAなので、直接コンセントからとる場合は別途プラグ部分が必要となります。
使用感の良し悪し
操作方法は、
パネルの右上が電源ON/OFF
短くタップしてON、長押し(3秒くらい)でOFF。
その下には計測単位の変換ボタンがあり、g、oz、ml、lb oz、fl ozから選べますが、私はgしか使っていません。
表示が大きいので結構見やすいです。

左側はタイマー関係の設定がおこなえ、
左下がタイマーのスタート/ストップボタン。
- 短くタップ → スタート
- 再びタップ → ストップ
- ダブルタップ → リセット

その上はオートorマニュアルのモード変更ボタン。
タップ操作で即座に切替が可能となっていて、「M」「A」の表示が交互に切り替わります。
M(マニュアル)モードだとスケールのすべての操作が可能で、基本的にはこのモードで使うことになります。
そして、A(オート)モードでは重さが加わると自動でタイマーがスタートする自動計測機能が使えます。
タイムモアを皮切りにミドルクラス以上のスケールの多くで導入されるようになった機能ですが、この価格で使えるのは驚き。
左上ボタンをタップし「A」の表示に切り替わってからサーバーやドリッパーを置くと、3秒後に表示が0になって待機状態にはいります。
その状態でドリップを開始すると自動計測機能を使ってドリップができます。

ただし、この状態だと計測切替(右下)とタイマー(左下)のボタンが操作不可となるので、ドリップ直前に切り替えるのが良さそうです。
使用感としてはタイマー開始の感度がややにぶく、注ぎ始めはある程度の湯量と勢いが必要。
まとまった湯量で注ぎ始めるような普通の淹れ方では特に問題はないようですが、点滴抽出のようなお湯の落とし方だと中々始まらないです。
このあたりは価格なりという感じで、高価なスケールに劣る部分です。
その後のドリップは特に問題なく、1分経過ごとに「ピッ」という音で教えてくれたりします。
ドリップが終わりサーバーやドリッパーを持ち上げると4秒後に自動でストップされ、画面に結果が表示されます。

ここも少し残念で、なぜ4秒後?という感じ。
できれば持ち上げると同時にストップしてほしかった。
コーヒースケールとしてどうか?
オートモードの癖が強めで、計測単位切替とタイマーの2ボタンが操作不可だったり抽出結果の表示が4秒後だったり、
3秒後に自動で待機状態に入ってしまうため豆の計量にも向いていない。
タイムモアのように常にオートモードで使うような使い方ではなく、基本はマニュアル、抽出時はマニュアルかオートの好きな方を選ぶ、というような使い方になるのかなと思います。
このあたりが気にならないのであればおすすめのスケールですが、私自身はタイムモアに慣れているため、精度や使用感に関しては”使えるけど今ひとつ”という感想で、それらを意識するならハリオやタイムモアのスケールをおすすめします。
と、オートモードに一癖ありますがマニュアルモードの方は普通に使いやすく、電源OFF以外で長押し操作がないのでサクサク操作できたり、1分経過ごとに音で教えてくれたり(ミュートも可能)。
スケールに特にこだわりがなければ、コーヒー用として十分使えます。
- 低価格帯のスケールを探している
- サブスケールがほしい
- スッキリしたデザインのスケールがほしい
という方や、安価な自動計測機能付きスケールを探してる方にはとてもおすすめ。
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