コーヒーの”香り”やお湯を注いだときの”膨らみ”を楽しみたいなら、焙煎から日が浅い方がいい。
ものにもよるけど、これが私の今の結論。
というのも、焙煎後の豆は内部にコーヒーガスを含んでおり、これが香りや膨らみのもとになっています。
なので、焙煎直後の豆はすごくよく膨らむ。
(膨らみすぎて逆に淹れにくいくらい)
これが日を重ねるに連れてゆっくり抜けていき、徐々に穏やかになっていきます。
私の感覚になりますが、3日~2週間くらいまでをピークに弱くなっていく気がするんです。
だったら、なるべく焙煎から日が浅い鮮度の良い豆を買えばいいんじゃない?と、Amazonで色々探してみたところ、
KAFFEE FIKA(カッフェ フィーカ)というショップを発見。
豆の鮮度を意識されてるようで、少量焙煎で古い豆がなるべく出ないようにしているとのこと。
これは期待できそう。
KAFFEE FIKA(カッフェ フィーカ)

KAFFEE FIKA(カッフェ フィーカ)は、兵庫県にあるコーヒーショップ。
豆の種類はブレンドコーヒー12種前後、ストレートコーヒー7種前後。
最近は焙煎度に偏りのあるお店(特に浅煎り)も多い中、浅煎り~深煎りまで網羅。
「酸味が苦手」「苦味がキツイのはちょっと…」という方でも好みにあったものをチョイスしやすい感じです。
豆の味覚マップがあり、口当たりが軽く酸味に特徴のあるものから、コクや苦味が強いものへとシフトしていくので、どこかしらに自分好みのポイントが見つけれらると思います。
また、焙煎度合いミックスという焙煎度の違う豆同士を混ぜたブレンドも存在し、こちらも面白そう。
価格は200g1000円後半~2000円前半くらいで、Amazonの他の豆と比べるとやや割高な印象です。
コスパよりも味わいや豆の鮮度にこだわりたい、ちょっといい豆を試してみたいという方におすすめのラインかなと思います。
発送元が選べる
さて、コーヒー豆の鮮度についてですが、
先程もいった少量焙煎に加え、フィーカは一部の豆にて出荷元をAmazonと焙煎所で選べるようになっています。
価格的にはAmazon発送の方がやや低めではありますが、確実なのは焙煎所直送。
価格差がそんなにあるわけでもないし、今回は焙煎所直送の方を選んでみました。
味わい、香りは?
今回購入したのは「フィーカブレンド」という豆で、店名にもなっている看板ブレンド。
2020年には神戸市発行のハンドブックにお立ち寄り認定品として選ばれたこともあるらしい。
先ほど紹介した焙煎度合いミックスの豆で、ミックスされてるのは、グァテマラ、コロンビア、インド他となっています。

袋から出してみると、
浅煎り~中浅煎りくらいの豆、中深煎りくらいの豆が混在しています。

内容量は200g。
豆の袋にはジッパーが付いていて、そのまま保存が可能です。

ちなみに、ブレンドには先にブレンドしてから焙煎する方法(プレミックス)と、個々に焙煎してからブレンドする方法(アフターミックス)があり、
プレミックスは全体の調和が取れた味わい、アフターミックスは個々の特徴がハッキリしやすいという味の傾向があります。
- プレミックス → 味の調和感がある
- アフターミックス → 個々の特徴がハッキリしている
こちらの豆はおそらくアフターミックス。
ブレンドされている豆ごとの個性がより感じられる味わいなのかなと思います。
早速お湯を注いでみると、モコモコと豆が膨らんで、新鮮さが伺えます。
やっぱり焙煎所直送で正解だったみたい。


淹れているときも、香ばしさの中に爽やかさやナッツのような香りが印象的でした。
飲んでみると、思ったよりも酸味が主張しており、柑橘系(グレープフルーツが近いかも)のキリッとした感じの酸味があります。
万人向け系かなと想像してましたが、苦味よりも酸味が強めで酸味が苦手な方は少々飲みにくいかも。
サッパリ感と柔らかいコクが共存していてふくよかなブレンドです。
おすすめの選び方
焙煎度違いの豆をミックスしてるので、苦味は中煎りくらいの軽めな感じ、酸味はしっかり、コクもある、という中々複雑な味わいに感じました。
気になった方は試してみることをおすすめします。
お試しで飲んでみたいという方はもちろん、このフィーカブレンドを基準に他の種類から好みの豆を探してみるという選び方もありなのかなと思います。
もし、酸味が苦手な方はこれより苦味に寄ったブレンドがおすすめ。
参考までに、
- ”酸味が苦手で苦味やコクが好き”
- 「ヨーロピアンブレンド」「プレミアムブレンド」
- ”酸味が好きでスッキリしたコーヒーが飲みたい”
- 「エキストラブレンド」「アメリカンブレンド」
あたりがおすすめです。
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