以前紹介したこともある無印良品のコーヒー豆が、2024年3月6日に全面リニューアルされました。
これまでは
- 過去3年間以上除草剤などを使用しない
- 加工段階で添加物、補助剤を使用しない
など、オーガニックな部分が意識されていましたが、
リニューアル後は、人や環境にやさしいコーヒーという点は変わらずコーヒーの2025年問題にも注目し、3つのブレンドが用意されています。
今回はそんな無印良品のコーヒー豆の特徴やおすすめを紹介します。
リニューアル後の変更点
リニューアルの目的
今回のリニューアルには「コーヒーの2050年問題」が大きく関わっています。
2050年問題とは、世界のコーヒー需要が年々拡大する一方、気候変動などの影響で2025年までに主にストレートコーヒーに使用されているアラビカ種の栽培地が半減する恐れがあるというもの。
コーヒー農家の収入不安定化による離農もあり、今までのようにコーヒーが飲めなくなってしまうかもしれないという問題です。
そこで、コーヒー農家の支援やコーヒー豆輸出拡大を目指し、レインフォレスト・アライアンス認証を取得しているブラジルの「ダテーラ農園」と協力して輸出規格外の豆を使った商品を開発。
(ブラジルはコーヒー生産では世界トップクラスの国です)
こうした輸出規格外豆を使用して生まれたのが、リニューアル後のオリジナルブレンドコーヒーになっています。
「無印良品専用豆」を使用
コーヒー生産大国ブラジルでは、豆のサイズや虫食いなどの欠点数で輸出規格が定められており、これに満たなかった豆は主に国内消費されています。
その中には、味は同じなのにサイズだけ小さい豆も混ざっています。
これらの豆から味わいに影響を与える欠点豆を取り除き、サイズのみ小さい豆を「無印良品専用豆」としてブレンドに50%使用。
「不揃いバウム」のような本来規格外となるような豆が使われています。
そのためか価格は控えめな印象でそれでいて味は変わらないので、気にならない方にはコスパの高い商品に思います。
3種類の味わい
コーヒー豆本来の甘味やコクが楽しめるよう焙煎度や配合にこだわり、ブラジルをベースとした3種類のブレンドが用意されています。
- やさしい甘みと酸味の「ライトテイスト」
- バランスの良い苦味と酸味の「ミディアムテイスト」
- 深煎りの香ばしさとキレの良い苦味の「ダークテイスト」
朝の目覚めの1杯や午後のくつろぎの1杯など、味の好みや飲みたくなるシーンに合わせたチョイスが可能です。
おすすめのコーヒー豆
ライトテイスト
ブラジルの豆に爽やかな香りが特徴のグァテマラの豆をブレンド。
口当たりが軽く、爽やかな香りとすっきりとした後味が特徴です。
焙煎は中浅~中煎りくらいで酸味があり、シャッキリと目覚めたい朝や毎日飲める軽いコーヒーが好きな方におすすめ。
ミディアムテイスト
ブラジルとグァテマラの豆にフルーティーな香りが特徴なエチオピアの豆をブレンド。
ほどよい苦味と酸味にフルーティーな風味が加わり、飲みやすくもアクセントのある味わいです。
焙煎は中煎りくらい。
午後のくつろぎや気分をリフレッシュしたいとき、華やかなコーヒーが飲みたい方におすすめ。
ダークテイスト
ブラジルの豆に深く焼くことで特徴的なコクが出るインドネシアの豆をブレンド。
焙煎は深煎り。
深煎りらしい香ばしさとキリッとした苦味、深いコクが特徴です。
ホッと一息いれたいときやまったりコーヒーを楽しみたいとき、昔ながらの喫茶店のようなコーヒーが飲みたい方におすすめ。
カフェインレス
リニューアル前からある人気商品。
カフェインを約97%カットしたホンジュラスの有機認証豆が使用されています。
焙煎は深煎りですが爽やかな酸味も感じられ、苦味とのバランスも絶妙。
カフェインが気になる方はもちろん、深煎りコーヒーとしても美味い。
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