私は普段、生豆を購入するときは、いくつかのお店を併用しています。
それぞれに良さがあるので、その時ほしい豆だったり、価格だったりで変えていて、品質に関しては、「自分でハンドピックすればいいや」と思い、特に気にしていませんでした。
ですが、今回たまたま同じ豆が大量に必要になったので、それぞれのお店で比較してみようと思います。
比較するお店
今回比較するのは、「生豆本舗」「ワイルド珈琲ストア」「松屋珈琲」の3つ。
それぞれの特徴を簡単に紹介。
生豆本舗
生豆本舗は生豆の種類がとても豊富で、常時100種類ほどが揃っている。
100g~300gまでの間なら、10g単位で購入量を調整でき、初めてでも利用しやすい。
また、専用の研磨機によるチャフの除去、ハンドピックである程度の不良豆は取り除いてくれるといった、サービス面も充実。
価格は他2つより少し高めだが、その分精度の高い豆が手に入る。
送料は5,000円以上で無料。
ワイルド珈琲ストア
ワイルド珈琲ストアは、ニュークロップがとても豊富。
月に3~4種のペースで新しい豆が入荷し、そのほとんどがニュークロップ。
品揃えもマニアックなものが多い印象。
価格は比較的安めだが、ハンドピックはされていないので、各自行う必要がある。
送料は9,000円以上で無料。
松屋珈琲
松屋珈琲は、豆自体の価格がとにかく安い。
他2つより3~4割ほど安価で購入できるのが、最大の特徴。
激安の理由は、ハンドピックや送料無料などを行っていないところにあり、品質を落としてるわけではない。
豆の種類は60種ほど。
生豆の比較
比較するのは、「ブラジル・ショコラ」という豆。
色々探した結果、微妙な違いはあれど、最も共通しているのがこの豆だったので、こちらを使用。
3社共に規格はNo,2 、製法はナチュラル、産地はミナスジュライス。
これらを1kg分ハンドピックして、欠点豆などを比較していきたいと思います。
まずは、生豆本舗。
こちらは「ブラジル・ショコラN」という豆。
価格は、1kg/2,610円。
ハンドピック前の重量は、1,124g。
ハンドピックしてみると、虫食いとカビ豆が意外と多い。
最終的に欠点豆は105個
14.8g/1,124gでした。
続いてワイルド珈琲ストア。
こちらは「ブラジル・ハニーショコラ」という豆。
価格は1kg/1,790円
ハンドピック前が、1,133g。
ハンドピックはしてないとのことでしたが、欠点豆はあまり見られず、最終的に56個。
欠点豆は、8.0g/1,133gでした。
最後に松屋珈琲。
こちらは「ブラジル・ショコラ・サントアントニオ・ナチュラル」という豆。
価格は1kg/1,641円。
ハンドピック前で、1,130g。
こちらも、ハンドピックはされていません。
それなりの数が見られ、欠点豆は90個
12.9g/1,130g。
比較を終えて
1kgをハンドピックした結果、欠点豆の種類は虫食いとカビ豆がほとんどでした。
ワイルド珈琲ストアが最も少なく、続いて松屋珈琲、生豆本舗という結果に。
生豆本舗(一番左)、ワイルド珈琲ストア(中央)、松屋珈琲(一番右)
生豆本舗 | ワイルド珈琲ストア | 松屋珈琲 | |
---|---|---|---|
商品名 | ブラジル・ショコラ | ブラジル・ハニーショコラ | ブラジル・ショコラ・サントアントニオ |
欠点豆数 | 105個 | 56個 | 90個 |
価格 | 2,610円 | 1,790円 | 1,641円 |
ブラジルの豆は製法がナチュラルということもあり、欠点豆が多い方なのでしかたないかもしれませんが、ハンドピックをしている生豆本舗が一番欠点豆が多いというのは、少し残念。
生豆本舗は研磨機を通してるとのことなので、豆の表面を比較してみたところ、確かに他2つよりチャフの付着が少なく、表面がツルッとしているものが多いです。
生豆本舗(一番左)、ワイルド珈琲ストア(中央)、松屋珈琲(一番右)
それぞれ微妙なグレードの差はあると思うので一概には言えませんが、よければ生豆購入の参考にしてみてください。
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