「毎日コーヒーを淹れるなら、ミルにもこだわりたい!」と思うようになり、ついに、1Zpressoのミルを手に入れました。
1Zpressoのミルは、機能的かつ挽目の精度が高く、本体外側での挽目調整をいち早く取り入れたブランド。
刃の違いによってドリップ用エスプレッソ用と分かれていたり、挽目の調整位置や粉受けの形状もモデルによって異なったりで迷ったんですが、
普段よく使うドリップ用で「外側で挽目を調整できれば楽だな…」と思ったので、こちらの『X-Pro S』にしてみました。
1Zpresso X-Pro S
X-Pro Sは1Zpressoのミルの中では、ドリップ、エスプレッソの両方に対応し、挽目調整が外側で出来るのが特徴。
手挽きミル的には高級ミルの部類だけど、1Zpressoの中ではエントリーモデルというのだから驚き。
最初見たときは「手挽きミルに2万は高いな…」と思ったけど、使っていく内に(主に精度や機能面で)「コスパがいいのでは?」と感じてくるから不思議。
これまで使っていたタイムモアC2と比べると、本体はずっしり重く厚みがあり、高級感のあるボディ。
パウダーカップはネジ式で、容量は25g~30g。
長いハンドルと大きめのつまみでとても回しやすく、サラサラとした挽き心地。
浅煎りの豆でも多少引っかかる程度で、楽に挽けます。
Sシリーズの変更点
最近になって1Zpressoのミルは型番に”S”が付いて、仕様変更されたよう。
変更点は、”ハンドルが折り畳めるようになったこと”のみ。
中間部分を押しながらひねることで、つまみが本体側を向くようになりました。
しっかり押し込まないと回転しないので、挽いてる最中にズレたりとかはないです。
持ち運び時の携行性がアップし、置いてるときは底部の滑り止めと合わせて安定感も増した感じ。
外側ダイヤルが便利
1Zpressoといえば、やはり外側ダイヤルによる挽目調整が便利。
ワンタッチで簡単に変更でき、数字も付いていてわかりやすい。
指も汚れないのでとても便利。
5周半 330段階の調整幅
ダイヤルには0~5までの数字が振られ、数字が小さいほど細挽きに。
数字と数字の間は10段階設けられていて、1周すると60段階。
X-Pro Sは5周半回せるので、なんと330段階での挽目変更が可能。
以前使っていたC2は36段階だったので、約9倍に(笑)。
1段階は12.5ミクロン(0.0125㎜)ということで、とにかく微調整がききます。
精度の高い挽目
挽目の精度はそのままコーヒーの味に直結し、バランスの取れた味わいには欠かせない要素。
X-Pro Sの刃は、7角のステンレススチール刃。シャフトも太め。
主にエスプレッソ用とされる1周目の挽目(60クリック)がこれくらい。
・1周0番(60クリック)
ドリップ用の目安である2周0番~2周4番は、こんな感じ。
・2周0番(120クリック)
・2周4番(160クリック)
私は、2周1~3番くらいで使うことが多いです。
タイムモアC2、C3PROと比較するとこんな感じ。
・C2(20クリック)
・C3PRO(14クリック)
茶こしで振るって、微粉の方も見てみました。
中心に固まってしまって分かりづらいですが、X-Pro Sは微粉もとても少ない。
C3PROを初めて使ったときも少ないなとは思ったけど、やはり上には上がいるみたいです。
分解掃除方法はこちら
機能的で精度も抜群だが、いくつかデメリットも
使ってみると、機能的で挽目もとても均一なX-Pro Sだけど、気になる点もいくつか。
一番気になったのが、豆の挽き残し。
抵抗が無くなって「挽き終わったかな」と思ったら、カラカラッと1,2粒挽かれずに残った豆がいることが多い。
また、パウダーカップの開け締めのネジがちょっと長め。
一瞬だったC3PROに慣れていたこともあり、とても長く感じました。
C3PROが「シュッカチ」なのに対し、X-Pro Sは「シュッシュッシュッシュッシュッカチ」くらい。
とはいえ外ダイヤルがとにかく楽で、焙煎度の異なる豆を挽いたり、味を調整したりするときに素早く挽目を変えられるのは、やはりいい。
一粒一粒の挽目自体も、とても均一。
X-Pro Sは1Zpressoの中ではエントリークラスという位置づけだけど、手挽きミル全体で見ると、均一さ、機能性の面ですでにハイエンド。
1Zpressoデビューを考えている方、C2やC3あたりからの買い替えを検討してる方なら、とてもおすすめのモデルです。
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