ハンドドリップで代表的な器具といえば、やはりコーヒードリッパー。
形や素材、サイズなどで一つずつ”淹れやすさ”や”扱いやすさ”が異なり、淹れたコーヒーの味にも影響してくる重要な器具。
とはいえ、本当にたくさん選択肢があって、初めて選ぶとなると「どれがいいの?」と迷ってしまうと思います。
そこで今回は、
- 味が安定する
- 淹れやすい
- 価格が低め
という点を意識して、これからコーヒーを始める初心者の方におすすめなドリッパーを選んでみました。
それとは別に、「変化をつけて楽しみたい!」という方は、こちらがおすすめ。
初めてのドリッパーの選び方
![beginner-dripper_2](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_2.jpg)
ドリッパーの淹れやすさは、形と穴でおおよそ決まる。
ドリッパーは大きく分けて「円錐型」と「台形型」があり、初心者の方におすすめなのは「台形型」。
![beginner-dripper_7](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_7.jpg)
台形型は少し角張った台形のような形をしていて、コーヒーを抽出する穴が小さいのが特徴。
お湯の注ぎ方に関係なく、一定のスピードでゆっくり抽出されるので、初めてでも安定して美味しいコーヒーが淹れられる。
![beginner-dripper_4](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_4.jpg)
【台形型の特徴】
- 味が安定する
- 注ぎ方による変化が少ない
- 初めてでも美味しく淹れられる
詳しくはこちらで解説しています。
次に素材。
ドリッパーは陶器やガラス、プラスチック、銅、ステンレスなど、色々な素材があるけれど、初めて選ぶならプラスチック(樹脂製)がおすすめ。
![beginner-dripper_5](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_5.jpg)
他の素材に比べて価格が圧倒的に安く、ほとんどのものが500円以内で手に入る。
味わいとしてはスッキリめで、シャープな質感に仕上がるのでゴクゴク飲める。
(陶器はまろやかな感じになる)
また、軽くて壊れにくいので、とても扱いやすい。
見た目のおしゃれさでは劣るけれど、「初めての1台」や「お試し、入門用」にはもってこいの素材。
【プラスチック製の特徴】
- 価格が安い
- 軽くて扱いやすい
- 落としても壊れない
- 味はスッキリ、シャープ
- 見た目は、やや安っぽい
おすすめドリッパー6選
Kalita(カリタ) 『101』
![beginner-dripper_8](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_8.jpg)
101 | |
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ドリッパーの形 | 台形型 |
抽出穴 | 小さな3つ穴 |
サイズ | 1~2杯用 2~4杯用 |
素材 | 陶器 プラスチック 銅 |
コーヒー器具メーカーの老舗、Kalita(カリタ)の3つ穴式ドリッパー。
「味の安定性」「誰でも美味しく」という点が重視されていて、初めてでもしっかりした味に仕上がるのが特徴。
底の小さな3つ穴から均等にコーヒーが抽出され、安定感のあるドリップが出来る。
手軽なプラスチック、暖かみのある陶器など、好みの素材から選べる。
Kalita(カリタ) 『ウェーブドリッパー』
![beginner-dripper_9](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_9.jpg)
ウェーブドリッパー | |
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ドリッパーの形 | 円錐型 |
抽出穴 | 小さな3つ穴 |
サイズの種類 | 1~2杯用 2~4杯用 |
素材の種類 | 陶器 ガラス 銅 ステンレス |
「101」と同様に、安定感のあるドリップが出来るドリッパー。
このドリッパーには専用の「ウェーブフィルター」が用意されていて、アクや微粉といった雑味の原因を除去してくれる。
そのため、淹れたコーヒーはとてもクリア。
豆の酸味や個性もハッキリと感じられるのが特徴。
特に浅煎りの豆と一緒に使うのが、私のおすすめ。
Melitta(メリタ) 『アロマフィルター』
![beginner-dripper_10](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_10.jpg)
アロマフィルター | |
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ドリッパーの形 | 台形型 |
抽出穴 | 小さな1つ穴 |
サイズの種類 | 1~2杯用 2~4杯用 4~8杯用 |
素材の種類 | プラスチック |
一度に全量のお湯を注ぎきる淹れ方をする、一風変わったドリッパー。
コーヒーの抽出穴は、小さいものが一つだけ。
ゆっくりと下に落ち、注ぎ方によるブレがほとんど出ないので、誰でも簡単に美味しいコーヒーが淹れられる。
味わいはサイフォンのように、スッキリかつ濃いめ。
味の再現性がとても優秀で、毎回同じ味を出したいときにとてもいい。
HARIO(ハリオ) 『SWITCH(スイッチ)』
![beginner-dripper_11](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_11.jpg)
SWITCH(スイッチ) | |
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ドリッパーの形 | 円錐型 |
抽出穴 | 大きな1つ穴 |
サイズの種類 | 200ml(約1~2杯) 360ml(約1~4杯) |
素材の種類 | 本体 シリコンゴム ドリッパー 耐熱ガラス |
浸漬式というちょっとマニアックな使い方が出来るドリッパー。
浸漬式は淹れ方が簡単な他、豆の個性をダイレクトに感じられる方法。
このタイプのドリッパーは数が少なく、SWITCHはデザインもおしゃれ。
本体にあるスイッチを切り替えることで、他のドリッパーと同じように使うことも出来、1台2役な器具でもある。
HARIO(ハリオ) 『MUGEN(ムゲン)』
![beginner-dripper_12](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_12.jpg)
HARIO(ハリオ) MUGEN | |
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ドリッパーの形 | 円錐型 |
抽出穴 | 大きな1つ穴 |
サイズの種類 | 1~2杯用 |
素材の種類 | プラスチック セラミック |
ドリッパーの名器「ハリオ V60」の味を、”誰でも簡単に再現できるように”と開発されたドリッパー。
アロマフィルターのような、一度にお湯を注ぎきる使い方をする。
MUGENの場合は、抽出前の”蒸らし”という工程が必要なく、シンプルにお湯を注ぐだけでいいのが特徴。
三洋産業『スリーフォー』
![beginner-dripper_13](https://shinocoffee.com/wp-content/uploads/2022/10/beginner-dripper_13.jpg)
三洋産業 スリーフォー | |
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ドリッパーの形 | 台形型 |
抽出穴 | 1つ(1~2杯用) 2つ(3~5杯用) 3つ(5~7杯用) |
サイズの種類 | 1~2杯用 3~5杯用 5~7杯用(プラスチックのみ) |
素材の種類 | 磁器 プラスチック |
一部のコーヒー好きに、とても人気のある台形型ドリッパー。
抽出スピードの速い「円錐形」と、他の台形型の中間くらいのスピード感が特徴。
コーヒーを抽出する穴がやや大きめで、台形型としての安定感は持ちつつ、他の台形型より自由度が高く、浅煎りにも向いている。
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