手軽な外ダイヤルと330段階という緻密な挽目で、現在愛用中の1Zpresso X-Pro S。
超高性能とはいえ、メンテナンスなしではその性能も十分に発揮できないどころか、
- 刃を痛める
- 汚れがこびりつく
- 古い粉で味がボケる
などの原因にもなるので、
今回は1Zpresso X-Pro Sの分解・組立て&清掃方法を紹介します。
分解方法
精巧な作りで扱いが難しそうなX-Pro Sですが、分解組立ては意外と簡単。
必要な道具なども特にありません。
1.内刃を外す
まずは内刃から。
調整ダイヤルを0周0番に合わせた状態で、時計回りに2周半回します。
すると、本体と内刃の間に隙間が出来るので、指で上に押し上げます。
その状態でダイヤル内にある”つまみナット”のドットマークと、シャフトの平面部分が一直線になるよう指で調整。
シャフトのロックが外れ、内刃などの内部パーツが取り出せるようになります。
【注意点】
- 内部パーツは、内刃シャフト、バネ、ベアリングキャップ、つまみナットで構成されているので、無くさないように。
「内刃シャフト」
「バネ」
「ベアリングキャップ」
つまみナットは上側から
2.外刃を外す
X-Pro Sは外刃も脱着可能。
外刃は逆ネジになっているので、反時計回りに回すと取り外せます。
固い場合は、付属のバンドを使うと外れやすいです。
清掃方法
X-Pro Sは水洗い不可のため、ブラシなどでパーツの粉を落としていきます。
付属のブラシがあるので便利。
本体と粉受けも。
組立て方法
1.外刃の取り付け
外刃は時計回りに回して取り付け。
2.内部パーツを挿入
バネ→ベアリングキャップの順にシャフトに通し、本体に挿入。
【向きに注意】
- ベアリングキャップは突起のある面が上
- バネはどちらでもOK
3.シャフトをロック
シャフトを本体に通したら、上からつまみナットを通します。
つまみナットはドットマークのある面が上。
外したときと同様に内刃を指で押し上げながら、つまみナットのドットマークとシャフトの角が一直線になるよう指で調整します。
一直線になるとロックが掛かり、シャフトが下にずり落ちなければOK。
4.ダイヤルの0合わせ
これで終わりのように見えますが、ダイヤルの0と実際の挽目の0を一致させるため、最後に0合わせという作業が必要になります。
0合わせはまず調整ダイヤルを抵抗を感じるまで、反時計回りに回していきます。
きつくなった点とダイヤルの0が合っていれば、この時点で終了。
もしずれていれば、ダイヤルを一旦外して0と本体のドットが重なる位置に再度取り付け。
(ダイヤル部分は上に引っ張れば外れます)
これでメンテナンス終了。お疲れ様でした。
メンテナンスの目安
分解掃除の期間ですが、私は2週間~1ヶ月に1回行っています。
風味や精度を保ちたいのであれば、2週間に1回程度がおすすめ。
最低でも半年に1回は行ったほうが良いように思います。
手間もあるので、この辺はお好みで。
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