前回紹介したタイムモアのXliteですが、
今回はそのメンテナンス方法について解説します。
コーヒーミルはどうしても内部に粉が溜まっていくので、どこかのタイミングで分解清掃する必要があり、これが面倒だとどんどん先延ばしにしがち。
Xliteを分解から組立まで一通りやってみたんですが、メンテナンス性はかなり優秀に感じました。
他メーカーのフラッグシップモデルと比べても、ダントツにしやすかった印象です。
Xliteはタイムモアのフラッグシップモデルということで、挽目の均一さや微粉の少なさに加え、数字付ダイヤルによる直感的な調整が可能。
その分C3などの下位モデルには無い”0合わせ”という工程が発生するんですが、このミルはそれを非常に簡単に行うことができます。
注意点も少なく一通り最後まで見ていただければ分かると思います。
分解方法
分解工程
- 粉受けを外す
- ダイヤルを緩める
- 内部パーツを外す
分解はまず粉受けを外します。
そして、挽目調整のときと同様に内刃の裏側にあるダイヤルを反時計回り(粗挽き方向)に回してダイヤルと内刃を外します。
(大体4周半くらいで外れます)
奥にあるバネやワッシャーも外せるので、一緒に外します。
最後にシャフトを外せば分解完了です。
清掃方法
Xliteは水洗い不可のため、付属のブラシなどを使ってこれらのパーツをキレイにしていきます。
Xliteは内部の造りがシンプルで1Zpresso系のミルと比べても、ブラシが奥まで楽々届く。
ブロワーやハンディクリーナーなんかがあると、かなり捗るので結構おすすめです。
(特にハンディクリーナーは一瞬で終わる)
組立方法
クリーニングが終わったら、最後は組立て。
まず本体にシャフトを挿入します。
次に下部からワッシャー→バネ→内刃→ダイヤルの順に通していきます。
ワッシャーは上下関係ナシ。
バネは太い方が上側(ミル側)になるように通します。
刃とダイヤルは穴や溝の形や位置で自動的に0合わせが完了する仕組み。
これが他モデルには無い便利なところ。
すべて通し終えたらハンドルを装着し、ダイヤルを時計回り(細挽き方向)に回して締めていきます。
最後に粉受けを取り付けたら完成です。
パーツの向きと順番にさえ気をつければ、後は簡単だったと思います。
- パーツ数の少なさ
- 0合わせの簡単さ
- 内部清掃のし易さ
などが優秀で、特に0合わせは「一度締めたけど合わないのでまた緩めて…」といった繰り返し動作が不要なため、非常に楽ちんです。
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