三洋産業から新登場した、トライタン製のフラワードリッパー。
こちらは陶器製のものをすでに持っているんですが、何だかおしゃれで普段使いにも良いかなということで、買ってしまいました。
今、注目のトライタンとは何なのか、何がすごいのか?フラワードリッパー(陶器)との比較も交えて紹介したいと思います。
最新素材「トライタン」を採用
トライタンとは?
Tritan™(トライタン)は、医療器具などを製造している「イーストマン社」が開発した最新の樹脂素材。
最も注目されているのが、安全性の高さ。
従来の樹脂製品の中には、BPA(ビスフェノールA)という原料が使われていることがあり、接種による健康上の問題が指摘されています。
トライタンはこのBPAが一切使われておらず、医療器具が乳児用品にも採用されるほど安全性が高い。
耐熱性
トライタンの耐熱温度は100℃、耐冷温度は-15℃。
コーヒーに使うお湯の温度は、80℃~100℃が基本。
ドリッパーによく使われるAS樹脂の耐熱温度は80℃~100℃のため、熱湯によるヒビ割れ問題がありましたが、トライタンなら大丈夫。
耐衝撃性
樹脂特有の程よい弾力性は健在で、ぶつけたり落としたりにも強い。
ものによっては、車で踏んでも割れないんだとか。
動画も公開されているので、興味がある方は見てみてください。
耐薬品性
これまでの樹脂素材は薬品類に弱く、成分が溶けだしたり変色したりする場合がありましたが、
トライタンは、薬品への耐性も高い。
特にアルコールに強い点が優秀で、アルコール消毒や漂白剤の使用も可能です。
高透明度
”割れないガラス”といわれるほど、透明度の高さも特徴的。
少し前から、コーヒーサーバーなどにも使われるようになりました。
軽さはガラスの半分程度なので、扱いやすさも◎。
写真は、ハリオV60との比較。
左からV60(AS樹脂)、フラワー(トライタン)、V60(ガラス)
生まれ変わったフラワードリッパーを比較
こちらが生まれ変わったフラワードリッパー。
カラーは、クリアとブラックの2色。
私はかっこよさそうだったので、ブラックに。
黒系のためか、シュッとして引き締まって見えます。
陶器製のものと比較すると、こんな感じ。
見た目の違いとしては、
- ドリッパー自体の厚み
- 円錐部分の長さ
- リブの凹凸
- 底部の形状
など。
1~2mm程度だけど、陶器の方が円錐部分に高さがあります。
底部分は、陶器は平坦に近い形、トライタンは立体感が強い。
リブは、トライタンの方がくっきりハッキリ。
淹れ比べてみると、やはりトライタンの方がよりお湯のヌケが良く、ドリッパー内の滞留が少ない。
陶器も十分速いのだけど、トライタンはさらに速めです。
味の違いとしては、落ちる速度が速いトライタンの方がスッキリめ、陶器の方がまろやかな仕上がりになりやすい気がします。
扱いやすく、おしゃれ!
AS樹脂よりも透明感があり、樹脂製品全般の劣点であったチープ感が大きく改善されている。
陶器と比べると、見た目は好みがあると思いますが、扱いやすさでいうと断然トライタン。
軽いので洗いやすく、ドリッパーを温める必要もなく、普段使いにとても良い感じ。
加えて、ブラックは汚れもあまり目立たないときた。
気になる点としては、価格がやや高め。
公式で
- クリア 1,320円
- ブラック 1,430円
ですが、実用性や満足感は非常に高く、価格以上の価値を感じました。
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