コーヒーを淹れる時に便利なのが、『コーヒースケール』。
無くても美味しく淹れるのことは出来るけど、「毎回美味しく淹れたい!」なら、1台持っておいて損はない。
計量スプーンは、[重さ]ではなく[かさ]で量っているので、その都度ブレが出やすい。
スケールを使って[数値]で量ることが、味のブレを無くす近道。
【この記事の内容】
- コーヒースケールの選び方のポイント
- おすすめのコーヒースケール6選
コーヒースケールとは?
コーヒースケールとは、コーヒー専用の秤(スケール)。
『重さ』と『時間』を、同時に量れる秤のこと。
主な用途は、
【主な用途】
- 豆の重さを量る
- 抽出量、注湯量を量る
- 抽出時間を計る
淹れたコーヒーが、濃かった又は薄かったといった、『毎度の味のブレ』を無くすアイテムとして最も有効。
料理に使うキッチンスケールや、スマホのタイマーで別々に量ることも出来るけど、
【コーヒースケールのメリット】
- 2つ用意する必要がない
- 一覽性がある
- ドリップに集中できる
- 操作を簡略化出来る
という点で優れており、コーヒーライフをワンランクアップさせてくれる。
選び方のポイント
最小単位は0.1g
重さの単位は、0.1gまで量れることが重要。
例えば、豆の重さを量った時、[10.0g]と[10.9g]だと、約1g違ってくることになる。
「それだけ?」と思うかもしれないけれど、この1gが味のブレの原因。
コーヒー豆の1gって結構重要で、濃さの違いが舌で分かるレベル。
コーヒースケールを使い始めて、私が感じたことの一つ。
自動計測機能
最近のモデルには、『自動計測機能』という便利な機能が付いてたりする。
『お湯を注ぐと、その重みでタイマーが自動スタートする』というもので、
「タイマーボタンを押さなくていい。」
それだけなのに、これが意外と便利。
お湯を注いでからタイマーを押すと、スタートが若干ズレたり、手元がブレたりすることがよくある。
使ってみるまで分からなかったけど、安定感が増してドリップに集中出来る。
価格と精度
基本的に、スケールとしての精度が上がる程、価格も上がっていく。
【4千円以下】
- 基本機能を備えたエントリークラス。
- 計量の度に数値がブレたりと、精度はイマイチ。
- 重さと時間のみのタイプが多く、「最低限の機能のみで価格を抑えたい」という方におすすめ!
【4千円~1万円】
- 自動計測機能などがついたミドルクラス。
- 精度はそこそこ、日常使いには問題なし!
- 使い勝手が良く、コスパ的にもバランスのいいものが多い。
【1万円以上】
- 精度、反応速度が優れたハイエンドクラス。
- プロ向けのものが多く、性能は申し分ない!
- 予算的にも、家庭用にはオーバースペック気味。
低価格帯は、数値のブレはあるものの、コーヒースケールとして最低限の役割は果たしてくれる。
目安は、大体4千円以下。
4千円以上になると、精度と価格のバランスが良いものが揃ってくる。
1万円以上になると、プロ向けのハイエンドになってくる。
性能は間違いないけど、家庭で楽しむ分にはややオーバースペックに感じる。
「こだわりがある」「予算に余裕がある」という方は、検討してみてもいいかもしれない。
耐水性
コーヒーは液体なので、万が一の耐水性は気になる所。
私も「ドリッパーを外す時に、数滴こぼしてしまった」なんてことがよくある。
でも経験上、数滴程度なら故障することは無いので、あまり意識しなくていいように思う。
(電池や充電部分に、ガッツリこぼしてしまった場合は別ですが…)
その他機能
「アプリとの連携」や、gやmlに「表示単位を変えられる」というのはよく見るけど、個人的にはあまりいらない。
あくまで、おまけ程度に。
おすすめ6選
HARIO(ハリオ)V60ドリップスケール
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 2g~2000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | なし | |
自動電源オフ | 1分 | |
サイズ | 長さ190mm×幅120mm×高さ29mm | |
重量 | 265g | |
連続使用時間 | 不明 | |
電源 | 単4電池 × 2本 |
日本のコーヒー器具メーカーHARIO(ハリオ)の、コーヒースケール。
発売から結構経つけど、未だファンも多い。
しっかりとした造りで、『耐久性』『信頼性』が魅力。
計量出来るのが2g~という点が、ちょっと変わっている。
コーヒーを淹れる上で、2g以下で量ることはほとんどないと思うけど、一応の注意点。
『2013年度 iF DESIGN AWARD』を受賞したこともある、コーヒー好きに長らく愛用されているスケール。
Oneon デジタルスケール
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 1g~3000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | なし | |
自動電源オフ | 2分 | |
サイズ | 長さ184mm×幅129.5mm×高さ27.5mm | |
重量 | 335g | |
連続使用時間 | 不明 | |
電源 | 単4電池 × 3本 |
低価格帯の中でも、評価の高いコーヒースケール。
滑り止め用のシリコンパットが付属していて、コーヒーが溢れた際には、パットのみ水洗いが可能。
価格の低めな入門機を探してる方におすすめ。
ニトリ コーヒースケール(3kgタイマー付き)
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 1g~3000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | なし | |
自動電源オフ | 2分 | |
サイズ | 長さ184mm×幅130mm×高さ29mm | |
重量 | 240g | |
連続使用時間 | 不明 | |
電源 | 単4電池×3本 |
実は、ニトリからもスケールが出ている。
それも、コーヒー専用のやつ。
それぞれの機能ごとにボタンが独立しているので、ほとんどが長押しではなくタップで操作可能。
価格も3000円を切り、コスパの良さも特徴。
ECORELAX コーヒースケール
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 1g~3000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | なし | |
自動電源オフ | 1分 | |
サイズ | 長さ150mm×幅130mm×高さ22.5mm | |
重量 | 254g | |
連続使用時間 | 12時間 | |
電源 | USB Type-C |
シンプルかつ、スマートなデザインが魅力のスケール。
コンパクトで軽量なので、アウトドアや旅行とも相性が良い。
価格的にはエントリークラスだけど、精度はそれなりにしっかりしていて、「自動計測機能はいらない」という方は、コスパ的にとてもおすすめ!
TIMEMOREタイムモア BLACK MIRROR basic+
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 0.5g~2000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | あり | |
自動電源オフ | 2分 | |
サイズ | 長さ152mm×幅130mm×高さ26mm | |
重量 | 386g | |
連続使用時間 | 10時間 | |
電源 | USB Type-C |
TIMEMORE(タイムモア)という、最近話題のコーヒー器具メーカーのスケール。
パネルが防水になっていたり、自動計測が出来たりと、機能面がとても充実している。
デザインもスタイリッシュで、スケールの精度も中々優秀。
コストパフォマンスの高いスケールです。
acaia Scale- Pearl
スペック詳細 | ||
---|---|---|
計量範囲 | 1g~2000g | |
最小単位 | 0.1g | |
自動計測機能 | あり | |
自動電源オフ | 不明 | |
サイズ | 長さ160mm×幅160mm×高さ32mm | |
重量 | 500g | |
連続使用時間 | 不明 | |
電源 | USB Type-C |
『acaia』というブランドの、ハイエンドスケール。
本格的なコーヒーを淹れる人向けの『プロ仕様』で、特筆すべきはその[精度]と[反応速度]。
工業規格に基づいて設計されているので、他のスケールとは比べ物にならない程の精度を誇る。
その分価格も高額なため、入門機にはハードルが高いけど、「最高の1台が欲しい!」という方は満足いくこと間違いなし。
味を安定させるなら、コーヒースケール
コーヒースケールは、出来上がりのブレを抑えるのに最適。
選び方のポイントは、
【選び方のポイント】
- 0.1gまで量れる
- 自動計測機能があると、より便利
- 4~5千円の価格帯が高コスパ
- その他機能は無くてもいい
個人的なおすすめは、
【私のおすすめ】
- 入門機、基本機能のみでいい → 3~4千円のエントリークラス
- 精度と価格のバランスが良く、
- 自動計測機能が欲しい → 「TIMEMORE」
- 自動計測機能はいらない → 「ECORELAX」
- 「最高の一台が欲しい!」 →「acaia」
普段、「分量はあまりに気にしてない」「味のブレを改善したい」という方は、ぜひチェックしてみてください!
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