これまで、origamiドリッパーは円錐フィルターを使ってたんだけども、カリタのウェーブフィルターも使用可能なんです。
知ってはいたんだけど「それだけのために買うのもな…」と思って、試さずに放置。
「ブログをやるにあたって試さねば」と思い、いざ検証してみると、驚きの違いが!
今回は、円錐フィルターとウェーブフィルターを淹れ比べて、味や淹れやすさの違いをみてみます。
【この記事の内容】
- 円錐フィルターで淹れた感想
- ウェーブフィルターで淹れた感想
origamiドリッパーのレビューはこちら。
検証
- 円錐フィルターには、三洋産業の『アバカフィルター』を使用。
- ペーパーリンスは無し。
- 蒸らしはどちらも30秒。
【抽出レシピ】
- 使用する豆:パナマ・SHB・マ・デ・ロア・セドロス農園
- 豆量:15g
- 抽出量:225ml
- 挽目:中挽き
- 抽出温度:88℃
- 抽出時間:スピード感を比較したいので設けない。
円錐フィルターの場合
蒸らし
まずは30秒蒸らし。
ドリッパーとフィルターの間に結構隙間ができる。
この隙間が、抽出スピードを上げてくれる。
抽出
やはり、お湯の抜けが速い。
スッとお湯が落ちていく感じ。
気をつけないと速く落ちすぎてしまうので、コントロールが難しい。
ドームの維持も難しく、あまりキレイにはいかず。
抽出時間は1分52秒。
ウェーブフィルターの場合
蒸らし
こちらも30秒蒸らし。
フィルターのヒダとドリッパーのリブが、いい感じにピッタリ。
円錐の時のように、あまり隙間は出来ない。
コーヒードームの膨らみが全然違い、とてもよく膨らむ。
抽出
ドームの膨らみがいいので中心を捉えやすく、キレイな円を描ける。
お湯を回していても粉のバランスが崩れることがなく、お湯持ちも良いのですぐに浸浸になることがない。
抽出時間は2分04秒。
円錐型はスッキリめ!
円錐フィルターで淹れると、キリッとした苦味、シャープな酸が際立つ。
口当たりは「スッキリめ」だけど、苦味の余韻が残る。
抽出時間は短かったけど、味はしっかりと出ている。
雑味が出ないので、浅煎り~中煎りの豆、後はスペシャルティなんかに向いていると思う。
ただし、難易度は高め。
狙い通りに淹れるには、慣れが必要。
【円錐フィルターの感想】
- お湯の抜けが速く、スッキリ雑味のない味に仕上る。
- 浅煎り~中煎りのスペシャルティ向き。
- コントロール難易度は高め。
ウェーブはまろやか感が出る
ウェーブフィルターで感じたのは、まろやかな口当たりとコク。
意外だったのは、後味はスッキリしていて飲みやすいこと。
口当たりはまろやかなんだけど、後味はスッキリ。
そんな感じ。
ウェーブフィルターとorigamiの「抜けの速さ」が、良い感じに噛み合っているのかもしれない。
【ウェーブフィルターの感想】
- 口当たりはまろやか。
- 後味はスッキリ。
- お湯持ちが良く、注ぎやすい。
- 粉がよく膨らむ。
淹れやすさは、ウェーブフィルターが圧勝。
淹れ比べてみた感想としては、
【淹れ比べの感想】
- 円錐は、慣れないと速く落としがちでスッキリめになる。
- ウェーブは、ドームが安定して淹れやすい。
- ウェーブだと難易度が下がるので、美味しくなりやすい。
あと、ウェーブの方は注いだ時の粉の膨らみが自然でキレイ。
抽出時間自体にあまり違いは出なかったので、ORIGAMIの特徴であるスピード感はちゃんとある。
「抽出スピードの速さ」というメリットは生かしたまま、「自動補正がついて淹れやすくなった」そんな感じ。
『ORIGAMI × ウェーブフィルター』、結構おすすめです。
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