定額サービスの”サブスク”が生活に浸透するようになった中、ついに、コーヒーにもサブスクが登場!
今話題のPostCoffee(ポストコーヒー)というサービスがそれ。
個性的な風味を持つ豆たちが、なんと送料無料で楽しめるという。
実際試してみた感想としては、スペシャルティコーヒーを試す・楽しむなら悪くないコスパ。
普通のコーヒーでいいなら、ちょっとお高め。
という感じ。
その理由も含め、内容を紹介したいと思います。
- PostCoffeeの概要
- 届いた豆の紹介
- 良かった点・気になった点
Post Coffeeの概要
PostCoffee(ポストコーヒー)は、サブスクサービスを中心としたコーヒー専門の総合通販サイト。
サイト内では、PostCoffeeと提携しているショップのコーヒー豆を、単品またはサブスクというかたちで購入出来ます。
提携数は徐々に増えてきていて、現在30ショップ程が参加中。
中には、94セルシウス(カナダ)やオニキスコーヒーラボ(アメリカ)など、海外のショップもちらほら。
国内だとのLIGHT UP COFFEE(東京吉祥寺)、COFFEE COUNTY(福岡久留米市)など、有名店のコーヒーが楽しめます。
豆の種類は全部で40~50ほど。
そのすべてが風味や味わいに優れたスペシャルティコーヒーなので、どれもとても個性的。
焙煎度合いは、浅~中煎り(酸味や風味が楽しめる)が中心ですが、ニーズに応えるように深煎り(苦味やコクのある味)の豆も増えてきている印象です。
コーヒーインフルエンサーとのコラボも度々行っているようで、気になる方はぜひチェックしてみてください。
【PostCoffeeの概要】
- 提携ショップは30以上
- 扱っている豆は40~50種類
- 単品、サブスクの2形態
- すべてスペシャルティコーヒー
サブスクの内容
PostCoffeeは単品の他、サブスクサービスがあり、どちらかというとこっちがメイン。
サブスクの内容は、PostCoffeeが”あなたへのおすすめ”としてコーヒー豆を3種ピックアップ、月1の定期便として届けてくれるというもの。
価格は1,598円(税込み)~となっていて、豆の量によっていくらか上下します。
【サブスクの内容】
- 40~50ある豆の中から3種類をピックアップ
- 定期便として届く
- 頻度は月1回(2回も可)
良かった点
コーヒーの知識が必要ない
通常、自分の好きな味のコーヒーを選ぼうとすると、それなりの知識が必要だったりしますが、PostCoffeeには「コーヒー診断」というシステムがあり、自分に合ったコーヒーを提案してくれます。
選択形式の質問が全部で10個ほどあり、
- 「冬の寒い日に飲みたいホットドリンクは?」
- 「好きなフルーツは?」
という感じで、特別なコーヒーの知識は必要ありませんでした。
診断は無料で登録も必要ないので、気軽に試してみるのもいいかもしれません。
送料が無料
ネット通販というと、送料が気になってくるところですが、
PostCoffeeの送料は単品、サブスクどちらも無料。
しかも、初回のみとかではなく、ずっと。
単品の場合は、数量に応じてネコポスか通常便。
サブスクは、ネコポスサイズの箱で自宅のポストに投函されます。
「送料が商品より高い…」なんてこともあるので、これは本当にありがたいです。
新しい出会いがある
サブスクで届く豆の組み合わせは、なんと30万通りにもなるらしく、2ヶ月連続で同じコーヒーは選出しないとのことで、同じ組み合わせでかぶるとかはなさそうです。
そして、ポイントなのが毎回必ず好みの豆が届く”わけではない”というところ。
デメリットのようですが、いつも自分でコーヒーを選んでいると、何だかマンネリを感じたり、好きな味ばかり飲んで飽きてしまったりということがあります。
そこをカバーしてくれるのが、先程のポイント。
”自分ではない誰か”が選ぶことで、ハズレも普段は選ばないような新しい出会いとなって、新鮮味を与えてくれます。
個人的には、これが一番良かった点。
気になった点
たくさん飲むにはコスパが悪い
サブスク価格は45g×3種/月で1,598円(税込み)。
だいたいコーヒー9杯分の量で、1ヶ月分としてはちょっと物足りない。
豆の量を225g(約15杯分)に増量したり、月2回配送にすることも出来ますが、
- 225gに増量 → +864円
- 月2回配送 → +1,726円
となり、毎日飲んだり、普段からたくさんコーヒーを淹れたりする方には、ややコスパが悪いように思います。
逆に「スペシャルティコーヒーを試してみたい」「普段のコーヒーにちょっとしたアクセントが欲しい」という方なら悪くないと思います。
自分で豆が選べない
個人的に残念だったのが、サブスクで届く豆は自分で種類を選ぶことが出来ないという点。
選択可能な要素としては、
- 豆の状態(豆か粉か)
- 砂糖の有無
- ミルクの有無
- フィルターの有無
- 豆のg数
- お届け頻度
- デカフェのみお届け
の7項目。
あくまで「新しい出会い」や「コーヒーの知識がない方でも楽しめる」というコンセプトのよう。
なので、確実にほしい豆がある場合は、単品で購入するのがおすすめです。
コーヒーの総合通販 PostCoffee(ポストコーヒー)浅煎り中心になりがち
届く豆の焙煎度合いは、比較的浅煎りに偏る印象があります。
最近は深煎りも増えてますが、それでも浅煎りの割合が多い感じです。
フルーティーなコーヒー、個性的なコーヒーが好みの方は楽しめますが、ガツンとした苦味のあるコーヒーを期待してる方は物足りないかもしれません。
解約方法
ちなみに、解約する場合はログイン状態で、
[右上のメニューバー]→[定期便の設定]→[定期便の解約]と進んでいけば可能。
最後に[定期便を解約する]をクリックして完了。
【解約の注意点】
- 解約は定期便発送の5日前まで
- 5日を過ぎると、発送や決済が行われる
- 解約のURLは、ログイン状態でアクセスが必要
サブスクの中身を紹介
今回頼んだのは『オールインワンBOX』というセット。
コーヒー豆の他、組み立て式の簡易ドリッパーとペーパーフィルターが付属し、このBOXだけでコーヒーが淹れられるというもの。
私の地域はだいぶ田舎なので、注文から3日後に到着。
【オールインワンBOXの中身】
- コーヒー豆45g × 3種類
- 簡易ドリッパー
- ペーパーフィルター10枚
- 抽出レシピ
- パンフレット
ドリッパーは厚紙のように見えますが、薄めの樹脂製。
このドリッパーとフィルター、簡素に見えますが意外と優秀。
目詰まりが起きにくく、浅煎りとの相性がとても良かったです。
フィルターの方も、コーヒーオイルがしっかり抽出されて、まろやかな味わいに。
豆の袋にはジッパーが付いているので、そのまま保存することも可能。
ラベルには、
- 店名
- 豆の種類
- 焙煎日
- 精製方法
- フレーバーの特徴
などが記載されています。
焙煎日がしっかり記載されていたのは、個人的にうれしかったポイント。
Flight Coffee
Flight Coffee(フライトコーヒー)は、ニュージーランドのコーヒーショップ。
届いた豆は、「エルサルバドル・ロスモラレス」
製法はナチュラル。”マスクメロンや黄桃、デコポンを思わせるフレーバー”とのこと。
封を開けてみると、オレンジ系の心地いい香りが広がり、豆色も明るく、焙煎度的には結構浅め。
ジューシーな酸味とナチュラルの濃厚なフレーバー。
ミルクを少し入れるとまた違った味わいになり、それでもフレーバーはしっかり残り、いい感じに調和されています。
LIGHT UP COFFEE
LIGHT UP COFFEE(ライトアップコーヒー)からは、「タンザニア・シミランワダ」という豆。
製法はウォッシュド。”レモンシロップの酸とブラウンシュガーの甘さ”とのこと。
レモンシロップ感がすごく分かる!
1つ目のはオレンジでこちらはレモン、ハッキリと違う。
酸味自体は少し尖った感じですが、コーヒーオイルの柔らかい質感で中和されていて飲みやすいです。
優しい甘みは後からくる感じ。
今回の中では、一番おすすめかも。
Post Coffee
最後はPostCoffeeからの豆「グァテマラ・ラモス」
最初に爽やかな酸味があり、後味にはナッツ感が残る。
浅煎りのナッツ感が、不思議な感じ。
グァテマラの浅煎りは初めて飲んだんですが、「こんなのもあるんだ」と新たな発見でした。
こんな人におすすめ
【こんな人におすすめ】
- スペシャルティコーヒーを試してみたい
- コーヒー豆の選び方がわからない
- おすすめを選んでほしい
- 少量ずつ色々な豆を楽しみたい
PostCoffeeを利用してみた感想をまとめると、
【良かった点】
- コーヒー初心者でも楽しめる
- 送料が無料
- 何が届くかわからない「ワクワク感」
- スペシャルティコーヒーを試す・楽しむなら悪くない
【気になった点】
- 焙煎度合が浅煎りに偏る
- コーヒー豆を自分で選べない
- 毎日飲むには量が少ない
PostCoffeeは国内外のロースターさんの豆を、単品またはサブスク形式で楽しめるサービス。
コーヒーの知識がなくても好みの豆が届き、送料は無料なので、特に初心者の方におすすめ。
3種類飲んでみて、「自分の好みに合っていたか?」というと、私が浅煎りが好きというのもありますが、割りと合っていたんじゃないかと思います。
3つ目のグァテマラは、変わり種的な感じで面白かったです。
普段用とするならややコスパは悪い感じですが、個性強めな豆たちをちょっとずつ楽しむことが出来るので、「スペシャルティコーヒーがどんなものか試してみたい」「普段のアクセントとして個性的なコーヒーを楽しみたい」なら、悪くないサービスに思います。
日々のコーヒーライフに、”スパイス的要素”で取り入れてみるのも面白いかもしれません。
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